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『北海道の実家を相続したら考えたい!築古住宅リノベーションの進め方』

公開日:2025.09.24

◇ 『北海道の実家を相続したら考えたい!築古住宅リノベーションの進め方』 ◇

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親御様から実家を相続された場合、住まいが手に入る喜びと同時に「この家、これからどうしよう…」という悩みを

抱えておられる方もいらっしゃるかもしれません。

 

特に北海道の古い家は、夏は暑く、冬は寒い、間取りが使いにくいなど、さまざまな問題が頭に浮かぶことも多いでしょう。

「いっそのこと壊して新築に建て替えようか」「でも、思い出のある家を壊すのは忍びない…」

そう考える方は少なくないのではないでしょうか。

 

この記事では、札幌でリノベーションの確かな技術と実績を持つ建築舎が、実家を相続した際の選択肢として、

リノベーションで家を再生するメリットと、成功のポイントをわかりやすくお伝えします。

思い出がたくさん詰まったお家を、北海道の厳しい気候に負けない、快適な住まいに再生するヒントを見つけてください。

目次

1. 相続した家「壊す?」「活かす?」リノベーションという選択肢

実家を相続した際、まず直面するのが

「解体して新築に建て替えるか」「リノベーションで再生するか」「リフォームをするか」

それぞれメリット・デメリットがありますが、思い出の詰まった家を活かすリノベーションには、特別な魅力があります。

 

リノベーションのメリット

・思い出の継承: 慣れ親しんだ家の構造や雰囲気を残しつつ、現代のライフスタイルに合わせた

 住みやすい空間に生まれ変わらせることができます。

 

・コストを抑えられる可能性: 新築に比べて解体費用や基礎工事の費用がかからないため、

 総コストを抑えられる場合があります。既存の使える建材を活かすことで、さらに費用を抑えることも可能です。

 

・工期が短い: 新築に比べて、工事期間を短くできるケースがほとんどです。

 すぐにでも住み始めたい方や、仮住まい期間を短縮したい方に適しています。

 

・固定資産税の優遇: 新築の場合、固定資産税は家屋の評価額が上がることで高くなりますが、

 リノベーションの場合はその増額幅が小さい傾向にあります。

 

もちろん、建物の状態や構造によっては建て替えの方が良いケースもあります。

しかし、現在の建築基準を満たしていない古い家でも、適切な改修と補強を行うことで、新築同様、またはそれ以上の

性能を持たせることも可能です。思い出を大切にしつつ、賢く、経済的に住まいをアップデートするなら、

リノベーションは非常に魅力的な選択肢と言えるでしょう。

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2. 北海道の築古住宅に多い問題と、その実用的な対策

北海道の築古住宅には、本州の家とは異なる特有の問題が多く見られます。

これらの問題を正しく理解し、適切な対策を講じることが、リノベーション成功の鍵となります。

 

【1】寒さと結露の問題

昔の家は、現在の住宅に比べて断熱材が不十分であったり、断熱材が入っていなかったりするケースが珍しくありません。

そのため、冬は暖房を付けても部屋がなかなか暖まらず、窓ガラスや壁に結露が発生し、カビの原因になることもあります。

これは、「住宅の性能」が現代の基準に満たないことが原因です。

 

対策::壁、床、天井に高性能な断熱材を入れる「断熱改修」が必須です。

    さらに、窓をトリプルサッシに交換することで、断熱効果を格段に高めることができます。

           これにより、冷暖房効率が上がり、光熱費の削減にもつながります。

 

【2】間取りの使いにくさ

昔の家は、細かく部屋が分かれている「田の字型」の間取りが主流でした。これは、家族構成の変化に対応しにくく、

現代の開放的でコミュニケーションを重視するライフスタイルには合わない場合があります。

 

対策::耐震性に配慮しつつ壁を撤去し、リビングとダイニングを繋げることなどで、広々とした空間をつくり出せます。

   また、使用されていない和室をフローリングの洋室に変更するなど、現代の暮らしに合わせた間取りに

   再構築することも可能で、家の使い勝手が劇的に向上します。

 

【3】配管・構造の老朽化

目に見えない部分ですが、水道管や排水管、電気配線などが古くなっていると、

漏水やショートなどのトラブルが起こる可能性があります。また、耐震基準も現在のものとは異なります。

 

対策:まずは専門家による「住宅診断」を行い、家の状態を正確に把握しましょう。

   診断結果に基づいて、耐震補強や配管、配線の交換を検討します。

   特に、冬場の配管凍結を防ぐため、保温工事も非常に重要です。

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3. 北海道でのリノベーションを成功させる3つのポイント

北海道の古い家を快適にリノベーションするなら、以下の3つのポイントに注目しましょう。

 

【1】断熱性能の向上

家の快適性を決める最も重要な要素です。

断熱材の入れ替えや窓の交換は、単なるリフォームではなく、「家の性能を向上させる」ための投資です。

これにより、冬の暖かさだけでなく、夏の涼しさも確保でき、一年を通して快適な室内環境が実現します。

光熱費を抑える効果も期待できるため、長期的に見ればコストパフォーマンスに優れています。

 

【2】最新の設備と「配管・設備の刷新」

水回り(キッチン、浴室、トイレ)は、暮らしの快適性に直結します。

古い配管の交換に加え、最新の高性能な設備を導入することで、家事の負担を減らし、清潔で使いやすい空間が手に入ります。

特に、冬場の給湯器の凍結対策や、暖房機能付きの浴室乾燥機などは、北海道の暮らしをより快適にするための

重要なポイントです。

 

【3】理想の暮らしを叶える「間取りの再構築」

ご自身のライフスタイルに合わせて、間取りを自由にカスタマイズできるのがリノベーションの醍醐味です。

キッチンを対面式にして家族との会話を楽しんだり、テレワーク用の書斎スペースを設けたりするなど、

理想の暮らしを形にすることができます。

家族構成の変化にも柔軟に対応できる、将来を見据えた間取り計画を立てることが重要です。

 

これらの改修は、すべてを一度に行う「フルリノベーション」と、部分的に行う「部分リノベーション」に

分けることができます。ご予算や理想に合わせて、柔軟に計画を立てられるのもリノベーションの大きなメリットです。

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4. まとめ

親御様から相続した家は、単なる建物ではなく、大切な思い出が詰まったかけがえのない財産です。

解体する前に、ぜひリノベーションという選択肢も考えてみてください。

断熱、配管、間取り変更など、適切な改修を行うことで、これまで紡がれてきた思い出を引き継ぎながら、

快適な暮らしを手に入れることが可能です。

 

古い家を新築同様、それ以上に快適な住まいに再生させるには、

北海道の気候や住宅事情を深く理解した専門家の力が必要です。

 

私たち建築舎は、長年にわたり築古住宅の再生にこだわり、豊富な知識と経験を培ってきました。

お客様の住まいを丁寧に診断し、最適な解決策をご提案いたします。

 

思い出の詰まった実家を、未来へとつなぐリノベーション。あなたの疑問や不安を、ぜひ私たちにご相談ください。

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投稿者プロフィール

代表取締役

株式会社 建築舎 
代表取締役 杉山 聡

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