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札幌の土地価格の動向をチェック!地価は上がっている?

公開日:2024.06.26

◇ 札幌の土地価格の動向をチェック!地価は上がっている? ◇

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世間では、食品や日用品の値上げのニュースがたびたび取りざたされていますが、土地価格も例外ではありません。毎年3月中旬に土地の価格が発表されていますが、札幌市の地価も近年では上昇を続けています。

今回のコラムでは、札幌市の土地価格の動向と今後について、解説していきます。

新たに土地の取得を検討している人は、参考にしてみてください。

目次

1. 札幌の土地価格の動向

札幌の土地価格は近年、着実に上昇しています。2024年(令和6年)3月の札幌市の公示によると、札幌市全体の住宅地の前年比平均変動率は8.4%、商業地では10.3%となっています。

土地価格の上昇には、次のような理由があげられるでしょう。

・札幌市の人口、世帯数の増加

北海道では、札幌市以外の地方都市を見ると人口減少が進んでいますが、札幌市の人口と世帯数は年々増加しています。現在北海道の人口の約1/3以上が札幌市民になっています。

教育や医療、企業などが札幌市に集中することにより、世帯数の増加に繋がっていると考えられます。

・不動産投資による地価の上昇

札幌市は都市開発が進む中でも自然が多く、交通の利便性など生活環境の充実が図られています。このため、不動産投資家にとって魅力的な市場として注目されています。特に、観光や都市開発によって需要が高まり、賃貸市場や宿泊施設などへの投資が活発化しています。

これにより、住宅やマンションの需要も増加し、さらには低金利政策や税制優遇措置などが不動産投資を後押ししています。また円安により、海外の投資家も増えています。これらの要因も、札幌市の地価上昇の原因のひとつと言えるでしょう。

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2. 現在の札幌の土地価格は?

では実際、札幌の土地の価格はいくらくらいなのでしょうか?

10年前の2014年(平成26年)と、2024年(令和6年)3月に公表された、札幌市の住宅地における土地価格を各区別に見ていきましょう。

 

2014年
平均価格(円/㎡)

前年からの

変動率(%)

2024年
平均価格(円/㎡)

前年からの
変動率(%)

札幌市全体

60,200

1.2

110,800

8.4

中央区

109,600

3.5

232,700

8.8

北区

52,000

0.0

92,300

9.0

東区

59,600

0.0

111,700

8.9

白石区

62,300

0.6

114,000

10.3

厚別区

61,500

0.0

110,800

8.1

豊平区

78,300

1.5

143,300

9.2

清田区

45,300

1.6

78,100

8.7

南区

38,300

0.2

53,400

6.2

西区

68,200

3.0

120,900

8.9

手稲区

40,100

2.8

74,400

6.0

10年前の土地価格と比較すると、およそ1.84倍の価格になっています。また10年前は前年からそれほど価格が変動していないことがわかります。

現在の価格を単純に見てみると、仮に、30坪ほどの土地を購入するのであれば、中央区では2,300万円以上、白石区や東区では1,100万円以上が必要になります。

また少し郊外の清田区で、庭付きの戸建てを考え60坪の土地を購入しても1,500万円以上が必要になってきます。

地価がこの金額なので、そこに仲介手数料などの諸費用が加わると、さらに土地取得の金額が上がります。

札幌市の中でも、中央区や北区・東区はもともと人気があり上昇が続いていましたが、近年では厚別区や白石区・清田区でも戸建ての需要が高まり、地価の上昇が続いています。

中心部の地価上昇により、郊外の土地を検討する人が増えている結果でしょう。

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3. 今後の動向は?

また札幌市近隣の、石狩市・北広島市・江別市・恵庭市などでも地価上昇率が高くなっています。交通アクセスがよいことなどから、周辺地域にも人の広がりが見られます。

需要と供給のバランスや経済の動向、政策の影響などによっては一時的な変動が生じる可能性もありますが、ここ何年もゆるやかに地価が上昇し続けているため、今後大きく価格が下がることは考えにくいでしょう。

現在は土地価格だけでなく、建築材料なども値上がりしているため、住宅の取得にはしっかりと資金計画を立てることが重要です。

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4. まとめ

札幌市や周辺地域の土地の価格は上昇を続けており、今後も上昇することが予測できます。とはいえ、快適な暮らし・家族の幸せなどを考えると、やはり賃貸よりもマイホームを手に入れたいと思うのは当然です。

株式会社 建築舎では、新築よりもコストを抑えながら新築以上の性能を備えたリノベーション戸建住宅を提供しています。札幌でマイホームをお考えの際には、ぜひご相談ください。

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投稿者プロフィール

代表取締役

株式会社 建築舎 
代表取締役 杉山 聡

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