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都市ガスとプロパンガス それぞれの特徴と料金の違いを分かりやすく!
公開日:2024.07.17
更新日:2025.11.21
◇ 都市ガスとプロパンガス それぞれの特徴と料金の違いを分かりやすく! ◇
都市ガスとプロパンガス。
ガスの種類として名前はそれぞれ聞いたことはあるけれど、具体的に何がどのように違うのか、あまりよく知らないという方も多いのではないでしょうか。
そこで今回のコラムでは、都市ガスとプロパンガスの違いや、それぞれの特徴や料金についても掘り下げていきます。
ぜひ参考になさってください。
目次
1. 都市ガスとプロパンガスの違いと特徴
都市ガスとプロパンガスは、どちらも家庭や建物で使われる一般的なガス供給ですが、原料や供給方法など、異なる特性を持っています。
まずはそれぞれの特徴を見ていきましょう。

■都市ガス
都市ガスの主成分はメタンで、輸入された液化天然ガス(LNG)を使用します。
一部ではバイオガスなど再生可能エネルギーの導入も進み、比較的クリーンな燃料として知られています。
燃焼時に二酸化炭素や窒素酸化物は発生しますが、その排出量は少なく、環境負荷の低さが特徴です。
また、地下のガス管を通じて安定した圧力で供給されるため、都市部や市街地では安定した利用が可能です。
ただし、ガス管が整備されていない地域では利用が難しく、供給エリアについては注意が必要です。
■プロパンガス
一方、プロパンガスの主成分はプロパンで、原料は原油から精製されます。
多くは輸入された液化プロパンガス(LPG)が使われ、タンクやボンベに液化して運搬・保管できるため、供給の自由度が高いのが特徴です。
都市ガスに比べて圧力が高く、少量のタンクでも多くのエネルギーを蓄えられるため、遠隔地やガス管のない地域でも利用が可能です。
災害時の普及も都市ガスに比べて早く、非常用のエネルギー源としても活躍しますが、設置スペースが必要なことや、料金がやや高めになる点はデメリットといえるでしょう。
2. 都市ガスとプロパンガスの料金の違い
ガス料金は「基本料金」と「使用量に応じた従量単価」で構成されます。
どちらのガスもこの仕組みは一緒ですが、単価や料金の算定方式が異なります。
まずは、それぞれの料金目安を見てみましょう。
■都市ガス

都市ガスは、使用量が増えるほど1㎥あたりの単価が下がる「段階料金制」です。
つまり、たくさん使う家庭ほど単価が安くなり、家族世帯などにはコスト面で有利といえます。
料金は「基本料金+(従量単価×使用量)」で算出され、都市ガスではこの方式が一般的です。
■プロパンガス

(出典:石油情報センター 2024年4月 北海道平均価格)
プロパンガスも基本料金と従量料金で構成されていますが、都市ガスと比べて単価が高めです。
また、地域や販売事業者によって価格差が大きく、契約内容によっては同じ使用量でも料金が変わる点が特徴です。
ボンベ配送や保安管理などのコストも含まれるため、全体的に都市ガスより高くなる傾向があります。
■都市ガスとプロパンガスの料金比較

単純な料金だけを比べると、都市ガスのほうが圧倒的に安価です。
ただし、プロパンガスは都市ガスの約2倍以上の熱量を持っているため、同じ使用量でも得られるエネルギーが多くなります。
それでもトータルで見ても、都市ガスのほうが依然としてコスト面では有利といえるでしょう。
3. 都市ガスとプロパンガス、どっちを選ぶ?
都市ガスとプロパンガス、どちらを選ぶかは「住んでいる地域」と「生活スタイル」によっても変わります。
【都市ガスの特徴とメリット】
都市ガスの最大のメリットは、「安定した供給」と「料金」の安さです。
都市部や市街地ではガス管が整備されており、月々の料金も比較的安い傾向にあります。
使用量が多い世帯でも、段階的に単価が下がる仕組みもあり、コストを抑えやすい点が魅力です。
また、ガス会社による管理体制がしっかりしており、保守点検や安全面でも安心です。
一方で、ガス管が引かれていない地域では利用が難しく、新たに導入する際にはガス管工事などの初期費用が発生することがあります。
さらに、地震などの災害時は復旧までに時間がかかるケースもあるため、非常時のエネルギー源の備えは別途しておいた方が良いでしょう。
【プロパンガスの特徴とメリット】
プロパンガスの強みは、「どこでも使える」汎用性と「災害に強い」点です。
ガスボンベを設置するだけで利用できるため、都市ガスが整備されていない地域でも問題なく使用できます。
また、ボンベ単位でエネルギーを確保できるため、停電や災害時でも早期に復旧できるのが大きなメリットです。
さらに、プロパンガスは都市ガスよりもエネルギー密度が高く、同じ使用量でもより多くの熱を生み出せます。
そのため、寒冷地や給湯・暖房を多く使う家庭にも適しているといわれています。
ただし、料金は都市ガスよりも高くなりやすく、販売店ごとに価格差が大きい点に注意が必要です。
また、ボンベの搬入と設置スペースを確保する必要があるため、家のつくりによっては設置に制限が出ることもあります。
【選ぶときのポイント】
都市ガスは「料金の安さ」と「利便性」を重視する人、一方のプロパンガスは「供給のしやすさ」や「災害時の強さ」を求める人におすすめです。
お住まいの地域の生活インフラの整備状況や、家族構成、ランニングコストなど様々な面からご自身の暮らしに合うタイプを選ぶようにするとよいでしょう。
4. まとめ
今回のコラムでは、都市ガスとプロパンガスの特徴や料金の違いについてご紹介しましたがいかがでしたでしょうか。
長く寒い北海道の冬。ガス料金が安くても、お家が寒くて暖房費がかさむようでは仕方ありません。
札幌市東区の工務店・株式会社建築舎では、戸建て住宅のリノベーションをはじめ、平屋リフォーム、築古戸建て物件のリフォーム、新築住宅などにおいて、高気密・高断熱の改修により暖かく快適で、光熱費削減にもつながるお住まいをご提供し、皆さまにご満足いただいております。
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