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北海道でのオール電化、実際にはどうなの?

公開日:2024.08.21

◇ 北海道でのオール電化、実際にはどうなの? ◇

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北海道でのオール電化について考えるとき、まず気になるのは「本当に実用的なの?」という点です。寒冷地特有の厳しい気候条件や電力の安定供給、そしてコスト面など、様々な要素が影響します。このコラムでは、北海道でオール電化を導入する際のメリットや注意点等を通じて、その実用性について詳しく解説していきます。 

目次

1. 「オール電化」とは?その特長と一般的なメリット

オール電化とは、家庭のエネルギーを全て電力で賄うシステムのことを指します。ガスや石油を使わず、電気だけで暖房、給湯、調理などを行います。エネルギーの管理がしやすく、クリーンな環境を実現するために採用されることが多いです。 

以下に、オール電化の一般的なメリットを挙げてみましょう。

◾️安全性

オール電化の特徴として、まず第一に「安全性」が挙げられます。ガスや石油と違い、電気は燃焼を伴わないため、火災のリスクが低く、家庭内の安全性が向上します。また、電気機器は操作が直感的で、温度管理や火力の調整が容易です。さらに、電気の使用状況が一元管理できるため、エネルギーの消費状況を把握しやすくなります。 

◾️コスト面

「コスト面」でのメリットも見逃せません。オール電化にすることで、電力会社との契約で割引プランを利用できることが多く、また、電気代の計算がシンプルになります。初期投資としては、電気温水器や電気ヒーターなどの設備導入が必要ですが、長期的にはガスや石油のランニングコストと比較して、経済的に優位になることが多いです。 ただし、オール電化向けの電力プランは季節や時間帯などで料金単価が設定されていることが多いため、生活スタイルに合ったプランの選択が必要不可欠です。

◾️環境への配慮

オール電化は「環境への配慮」も大きなメリットです。電気は再生可能エネルギーの導入が進んでおり、将来的にはよりクリーンなエネルギー供給が期待されています。これにより、二酸化炭素の排出を抑えることができ、エコな生活が実現できます。 

このように多くのメリットがあり、特にエコや安全を重視する家庭には大変有効な選択肢と言える でしょう。 

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2. 冬場のオール電化、電気代の目安は?

冬場のオール電化における電気代の目安について考える際、まずは具体的な使用状況や家庭 の条件によって大きく変わることを理解しておくことが大切です。オール電化の家庭では、暖房、 給湯、調理の全てを電気で賄うため、冬場の電気代は特に気になる部分です。 

具体的な金額は、家の大きさや断熱性能、使用する電気機器の効率、そして電力の使用量によって異なりますが、参考までに、単一世帯(夫婦+子供2人)の一般的な家庭での冬場の電気代は月額2万円から4万円程度が目安となります。 

まず、暖房についてですが、電気ストーブやエアコン、電気ヒーターなどを使用する場合、暖房の 種類や設定温度によって電気代は変動します。例えば、エアコンでの暖房は効率が高く、比較的 経済的ですが、それでも毎日使用するとなるとコストは無視できません。一般的に、エアコンの暖 房使用で月額1万円から2万円の追加費用がかかることが多いです。

給湯に関しても、電気温水器を使用する場合、冬場は水温を高く保つために通常より多くの電力 を消費します。ここでも月に1万円から2万円程度のコストがかかることがあります。特に家族が多い家庭では、その分だけ給湯にかかる費用も増える傾向にあります。 

調理については、電気コンロやオーブンを使用するため、普段の調理よりも少しコストが増えることがありますが、これが冬場の電気代に大きな影響を与えることは少ないです。調理に関する電気代は月に数千円程度が目安です。

エネルギー効率を高めるためには、断熱対策を施したり、省エネ機器を活用することが必要不可欠。これらの対策を講じることが、快適で経済的な冬を過ごすための鍵となります。 

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3. 北海道でオール電化住宅にするメリットと注意点

北海道でのオール電化住宅には、多くのメリットといくつかの注意点があります。寒冷地特有の 条件を考慮しながら、その特徴を詳しく解説していきます。 

まず、北海道でオール電化住宅にする主なメリットとして、「安全性」と「管理の簡便さ」があります。オール電化では、上記で述べた通り、火災のリスクが大幅に減少します。特に北海道では冬場の暖房器具や給湯設備の利用頻度が高いため、安全性が重要です。また、全てのエネルギーを電気で管理することで、設備の操作が簡単で、エネルギーの使用状況を一元的に把握しやすくなります。 

「コスト面」についても同様に解説しましたが、北海道の電力供給会社も各社でオール電化向けのプランを用意しているケースが多く、これにより、冬場の暖房や給湯にかかるコストを抑えることが可能です。

一方で、北海道の寒冷地でオール電化住宅を選択する際にはいくつかの「注意点」もあります。

まず、寒さが厳しい冬場に電気の使用量が増えるため、暖房設備や給湯設備の選択は慎重に行う必要があります。特に冬場は大量に電力を消費するため、 選択を間違えると予想以上の電気代がかかることがあります。 エネルギー効率の良い設備の選定だけでなく、暖かさを逃さない断熱対策も重要です。 

また、「停電時のリスク」も考慮する必要があります。北海道では雪や風による停電が発生することがありますが、オール電化住宅ではすべてのエネルギーが電気に依存しているため、停電時には暖房や給湯が使えなくなるリスクがあります。これに対する備えとして、予備の暖房機器や発電機の導入を検討することが有効です。 

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4. まとめ

北海道でオール電化住宅を選ぶことは、安全性やコスト管理の面でのメリットがありますが、冬場の電気代や停電リスクに対する対策も必要です。これらを十分に考慮し、自分のライフスタイルに合った最適な選択をすることが大切です。

株式会社建築舎では、気密・断熱性能にこだわり、北海道の冬にも最大限熱が逃げないような工夫を施しています。オール電化のマイホームをご検討の際には、ぜひご相談ください。

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投稿者プロフィール

代表取締役

株式会社 建築舎 
代表取締役 杉山 聡

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