
建築舎のコラム
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子育て世帯必見!安心・快適な戸建てリノベーションのポイント
公開日:2025.02.05
◇ 子育て世帯必見!安心・快適な戸建てリノベーションのポイント ◇

子どもと一緒に暮らすうえで、家づくりにも多くの工夫が必要になります。特に、戸建てリノベーションを考える子育て世帯にとっては、安全性や快適さ、さらには家族の成長に合わせた柔軟性が重要なポイントです。今回のコラムでは、子どもが安心して暮らせる家づくりと、家族のライフステージに合わせた間取り変更のアイデアをご紹介します。
目次
1. 子どもが安心して暮らせる家づくりの基本
子どもにとって家は、成長するための場所であり、安心して過ごすための空間でもあります。子どもが安心して暮らせる家にするためには、次の点を意識して家づくりを進めましょう。
■安全性の確保
まずは、家の中で最も重要な「安全」を守るためのリノベーションを行いましょう。特に小さなお子さんがいる家庭では、事故を未然に防ぐための工夫が重要です。
《具体例》
・階段やベランダに手すりを設け、転倒・転落事故を防ぐ
・角に丸みを持たせた設計にする
・手や指を挟まないよう、引き戸にする
・床材に滑りにくい素材を使用する
■素材選びの工夫
子育て世帯のリノベーションでは、素材選びも重要です。特に子どもの敏感な肌や健康を考慮し、壁材や床材、塗料などは無害で自然素材のものを選ぶと良いでしょう。
例えば無垢材の床や珪藻土の壁は、自然素材のあたたかみを感じられるだけでなく調湿性もあるため、じめじめした季節や乾燥する冬でも快適に過ごすことができます。
またVOC(揮発性有機化合物)を含まない塗料や、アレルギーの原因となる物質を使用していない素材も多く出回っています。これらを使用することにより、アレルギーのリスクを減らし、より健康的な住環境を作り出すことができます。
■家族の視線が届きやすい間取り
子どもは成長に伴い、活発に動き回るようになります。そのため、家全体を通して親の目が届きやすい間取りにすることが重要です。キッチンやダイニングからリビングやプレイルーム、子ども部屋が見渡せるような間取りだと、親子の距離も近くなり安心ですね。
例えば、キッチンからリビングまでをひとつの大きな空間にして視線を確保することで、料理をしながらでも子どもたちの様子を見守ることができます。また、子ども部屋を階段の近くに配置し、子どもが部屋で遊んでいてもすぐに声をかけやすくする工夫も大切です。
■自然光と換気を意識した設計
子どもにとって、自然光の取り入れや風通しの良い空間は健康面でも非常に大切です。リノベーションでは、窓の配置を工夫して、室内に十分な日光を取り入れ、部屋の換気がスムーズに行えるような間取りが理想です。
【自然光】
子どもは外で遊ぶ時間も大切ですが、家の中でも明るい環境で過ごすことができれば、気分が明るく、心地よい時間を過ごせます。特にリビングや学習スペースに自然光をしっかりと取り入れることで、心地よい空間が広がります。大きな窓や採光を考慮した設計にすると、日中は電気を使わずに明るさを確保できます。
【換気】
子ども部屋やリビングでは空気がこもりがちですが、リノベーションによって、部屋ごとに窓を設けるだけでなく、換気のしやすい構造にすることも大切です。室内に湿気がたまりやすい場所では、湿気を逃がすための窓の配置や、通気口の設置が重要です。また、部屋ごとではなく、お家全体に全館空調システムを設けることも最善策の一つです。
2. 家族の成長に合わせた間取り変更のアイデア
家族が成長していく中で、家の間取りもその変化に対応できるようなアイデアを取り入れてみましょう。家族の成長に合わせて柔軟に変化できるリノベーションを計画することで、ライフステージの変化にも対応できる満足度の高い住まいを作ることができます。
■子ども部屋の柔軟性
子どもが小さなころは、おもちゃや遊びのスペースを広く使い、兄妹で一部屋を共有することが多いかもしれません。しかし成長するにつれて、それぞれの部屋が必要になります。そのためリノベーションでは、可動式のパーティションや引き戸を使うことで、部屋を簡単に仕切ったり、大きな空間にできたりと、子どもの成長に合わせた柔軟な対応が可能です。
■共用スペースの工夫
家族全員が集まるリビングやダイニングは、子どもたちが成長してもみんなで過ごせるよう、広く開放感のある空間にするのが理想的です。例えば、キッチンやリビングはオープンな空間にすることで、家族間のコミュニケーションが取りやすくなります。リビングに子どもの遊び場や勉強スペースを設けることも一つの工夫です。こうした共用スペースのレイアウトを工夫することで、その時々に合わせて家族全員が快適に過ごせる環境を作ることができます。
■将来を見越した間取り変更
子どもが成長して独立すると、部屋の使い方や家の使い方も変わります。リノベーション時に、部屋を簡単に変更できるようにしておくことが大切です。例えば、将来的に子どもが独立した後に、空いている部屋を趣味の部屋や書斎として活用できるように設計しておくと、無駄な空間を作らずに済みます。壁を簡単に取り外せる設計や、可変的な収納スペースを取り入れることで、ライフステージの変化に対応する柔軟性を持たせることができます。
■収納の工夫
家族の人数が増えると、物が増えていきます。また子どもが成長するにつれて、おもちゃや衣類、学用品が増え、収納が重要になります。収納スペースを見直し、壁面を利用した棚や、階段下、ロフトなどのデッドスペースを有効活用するアイデアが効果的です。また、オープン収納とクローズド収納を組み合わせることで、整理整頓がしやすくなります。
3. 子育て世帯に人気のリノベーション事例
それでは実際に、株式会社 建築舎の施工事例の中から、子育て世帯に人気のリノベーション事例をご紹介します。
◾️部屋をセパレートできる仕様
子供が小さいうちは一つの部屋に。扉・窓・暖房機器・収納等を二つずつ設けており、将来的には壁を設け、完全分離した二つのお部屋にリフォームすることが可能です。
◾️ハンモックやつり輪などの取り付けが可能な仕様
天井や壁面に、ハンモック等の遊具をぶら下げる金具を取り付けるための下地を入れています。子供が大きくなった後はハンギングプランツ(吊り下げ式の観葉植物)を飾るなど、用途は様々です。
4. まとめ
子育て世帯は特に、子どもの成長に伴い、おうちも変化させられるような造りをあらかじめ想定しておくことが大切です。事前にしっかりプランナーに相談の上、家族も子供自信も快適なおうち時間を過ごせるようなおうちづくりをしていきましょう。間取り変更を想定したリノベーションのほか、アレルギー等が気になるお子さまにもぴったりなリノベーションプランは、株式会社 建築舎にお任せください。
