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北海道のリノベーションにベストな時期はいつ?計画から施工までの流れ
公開日:2025.04.16
◇ 北海道のリノベーションにベストな時期はいつ?計画から施工までの流れ ◇

リノベーションを始めるには、どの時期がベストなのでしょうか。北海道でのリノベーションは、適切な時期を選ばなければ、工期の遅れや予期しないトラブルが生じることもあります。今回のコラムでは、北海道のリノベーションにおける最適な時期、計画の立て方、施工をスムーズに進めるためのポイントについてご紹介します。
目次
1. 北海道の気候を考えたリノベーション時期の選び方!
北海道の気候は、四季がはっきりしており、特に冬の寒さは厳しいことで知られています。そのため、リノベーションをする際には、季節ごとにどのような特徴があるのか知っておく必要があります。リノベーションを行う際、それぞれの季節でどのような注意点があるのか、見ていきましょう。
■冬(12月~2月)
北海道の冬は寒さが厳しく、雪や氷の影響で工事が進みにくい時期です。特に屋外での作業が必要な場合は、積雪や凍結によって施工に支障をきたす可能性があります。一方で、冬季の乾燥する時期は木材にとっては良い時期といえます。この時期をどう捉えるかは建築会社によって異なる場合があるので、検討している建築会社に相談してみると良いでしょう。
■春(3月~5月)
春は、気温が上昇し始める時期で、リノベーションにとって比較的良いタイミングです。特に3月から5月は、屋外作業がしやすくなるため、外壁や屋根の補修など、外回りの工事をするにはベストタイミングです。また春の温暖な気候は、湿度や乾燥を適度に保つため、内装工事にも向いています。北海道でリノベーションをするなら、この時期がおすすめです。
■夏(6月~8月)
夏は最も温暖な時期ですが、近年では北海道でも湿度が高く、雨が多くなっています。そのため、外装工事や塗装など湿気に敏感な作業は避けた方が良いかもしれません。特に6月頃は雨が続くことが多いため、施工スケジュールに余裕を持たせる必要があります。ただし、温暖な気候は室内での工事には適しており、内装のリノベーションや設備の設置などは比較的スムーズに進めることができます。
■秋(9月~11月)
秋は気温が下がり始めるものの、まだ過ごしやすい時期です。この時期もリノベーションには適した季節と言えるでしょう。晴れの日も多く、外壁や屋根の補修作業に最適です。また湿度が低いため、内装工事や床材の施工にも適しています。ただし秋の終わりには冷え込みが始まり、屋外での作業が難しくなることもあるため、早めに施工計画を立てておくことが重要です。
2. いつから計画すべき?リノベーションのスケジュール例
リノベーションをスムーズに進めるためには、しっかりとした計画が不可欠です。特に北海道は季節によって作業環境が大きく異なるため、計画を前倒しに立てることが重要です。一般的なリノベーションのスケジュールを見ていきましょう。
①計画立案(1カ月程度)
リノベーションの最初のステップは、計画立案です。この段階では、どの部分をリノベーションするか、予算をどのように組むかを決めます。北海道の場合、雪や寒さを考慮してスケジュールを立てる必要があります。
②施工業者の選定(1カ月程度)
次に行うのは施工業者の選定です。人気のある業者は予約が取りづらく、繁忙期を避けるためには早めに連絡を取り、希望する時期に工事を依頼できるようにします。特に北海道の場合、寒冷地向けの施工に慣れた経験豊富な会社を選ぶことが重要です。数社に相談し、その中から自分たちの希望に合う施工業者を選びましょう。この際、おうちのデザインの好みに目が行きがちですが、寒冷地の場合、性能面も重要指標として比較検討することをおすすめします。
③設計と準備(1~2カ月程度)
リノベーションの具体的な設計を決める段階では、施工計画を詳細に詰めていきます。特に冬を避けて春や秋に着工を希望する場合は、設計段階をできるだけ早く進める必要があります。
④施工開始(1~6カ月程度)
施工する範囲や規模によって、施工から完成まで数日~数カ月になります。施工開始は完成時期に合わせて調整します。もし春や秋に施工を始める場合、暖かい時期に作業ができるため、施工が順調に進みやすくなります。また施工会社との連絡を密に取り、予期せぬ遅延がないようにチェックしておきましょう。
3. スムーズな施工のために押さえておきたいポイント
リノベーションをスムーズに進めるためには、以下のポイントに注意しましょう。
■予算と工期に余裕を持つ
特に北海道のような厳しい気候条件下では、予期せぬ天候不良が作業に影響を及ぼすことがあります。予算や工期には余裕を持って計画を立てることが重要です。
■業者との密なコミュニケーション
業者との連絡をこまめに取り、施工計画や進行状況を確認しておくことで、リノベーションがスムーズに進みます。工期については相談するようにしましょう。
■様々な天候条件に対応できる準備を
北海道の気候に合わせた工事内容にすることも重要です。たとえば、寒冷地仕様の断熱材など、地域に合った素材を使用することで、完成後も快適に暮らすことができます。
4. まとめ
北海道でも特に雪の多いエリアでは、天候により工期が伸びることはあります。季節的な要素も含めて、一緒に計画を立てていくので、希望などはしっかり伝えるようにしましょう。札幌市や札幌近郊でリノベーションのご相談なら工務店「株式会社 建築舎」にご相談ください。
