するめのような家って?近藤典子先生のセミナーで学んだ“暮らしがラクになるヒント”
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するめのような家って?近藤典子先生のセミナーで学んだ“暮らしがラクになるヒント”
2025.11.28
先日、LIXILさん主催のセミナーに行ってきました♪
こんにちは、井上です。
今日は、暮らしと家づくりについて深い気づきがあった
セミナーのお話を、主婦として・
そして家づくりに携わる身として、
両方の目線でご紹介したいと思います。
先日参加したのは、LIXILさん主催の住まいのセミナー。
まずはじめにLIXIL曽根支社長による最近の住宅業界の動向に関するセミナーがあり
その後に
住まい方アドバイザーとして大人気の 近藤典子先生 のセミナーが開催されました。
実際の暮らしを徹底的に観察し、
“家族が本当に動きやすい住まい”を
提案されている先生のお話は、
主婦としても「そうそう!」と共感でき、
家づくりに携わる者としても
とても学びの多い時間でした。
■ “するめのような家”という考え方に感動しました
先生の言葉で特に印象に残ったのが、
「家は“するめ”のように、噛めば噛むほど味が出るのが理想」
という表現です。
新築が一番きれいで、
その後は手入れと管理に追われていく……
そんな家のイメージを覆す、素敵な考え方だと感じました。
主婦としても
“日々のちょっとした積み重ねが家を育てる” という言葉は
胸に響きましたし、家づくりに携わる身としては
「完成がゴールではなく、
住みながらもっと暮らしやすく育つ家」を目指す
大切さを再確認しました。
■ 暮らしのストレスはこの3つに集中!
先生のアンケート結果によると、
暮らしのストレスは次の3つに集中しています。
-
収納
-
動線
-
視線
主婦としては「わかる〜!」の連続ですが、
家づくりの視点では
「この3つが整えば暮らしは確実に良くなる」と実感します。
■ 暮らしを整える“3つの間(ま)”
● ① 空間(収納)
「使う場所の近くに収納がある」
「戻しやすい収納になっている」
こうした工夫は、家事のストレスを大きく減らします。
家づくりの段階で“暮らしの動き”を想定した
収納を設計すると、毎日の快適さが一気に変わります。
● ② 時間(動線)
動線が整っている家は、家事が自然とスムーズ。
・料理しながら洗濯
・子どもの支度を見ながら片付け
・入浴→洗濯→干す の流れが素早くできる
そんな「ながら家事」も動線次第です。
図面上の線ではなく、
実際の身体の動きを想定することが
とても大切だと改めて実感しました。
● ③ 人間(視線)
視線は、暮らしの
「安心感」「落ち着き」「スッキリ感」に
深く関わっています。
たとえば——
-
キッチンの作業台がリビングから丸見えで来客時に焦る
-
洗面所が玄関からチラッと見えて生活感が出る
-
ソファから見える場所に“散らかりゾーン”がある
こんな“ちょっとした視線ストレス”は
誰にでもありますよね。
そこで大事なのが、
先生のおっしゃる
“視線をデザインする” という考え方。
たとえばキッチンなら、
-
作業台だけを腰の高さの壁でやさしく隠す
-
コンロ横に立ち上がり壁をつくり、油汚れや生活感が見えにくいようにする
-
パントリーの入口をリビング側から見えない位置にずらす
こうした少しの工夫で、
急な来客でも心に余裕が生まれます。
主婦として「これはありがたい!」
と思う部分でしたし、
家づくりに携わる者としては
「視線の流れが暮らしの質を大きく左右する」と再認識しました。
■ そしてもうひとつ大切な視点——「350㎜の法則」
今回のセミナーで特に印象的だったのが、
近藤先生の提唱する 「350㎜(35cm)の法則」 です。
これは、
人がムリなく自然に動けるために必要な最小幅が約350㎜
というもの。
たった35cmの差ですが、これがあるかないかで
“暮らしやすさ” が驚くほど変わるというお話でした。
たとえば——
● キッチンの背面通路
350㎜以下だと、
・引き出しが開けづらい
・すれ違いがしにくい
→ 350㎜以上あるだけで調理中のストレスが軽減
● 洗面カウンター前のスペース
350㎜未満だと、
・肘が当たる
・体の向きを変えにくい
→ 35cmあれば身支度がスムーズに
● 収納の“引き出すスペース”
引き出しを全開にするための
「引きしろ」が350㎜ないと、
奥の物が取りづらくなります。
→ 350㎜確保すると自然な姿勢で出し入れできる
家づくりの現場では数字で判断してしまいがちですが、
実は「人の自然な動作」に基づいて生まれた寸法なんです。
主婦としても「確かに35cm足りないだけで
動きにくいよね…」と納得。
家づくりに携わる身としても、
図面を見る際に「350㎜のゆとりがあるか」を
意識することで、
暮らしの快適さが格段に変わると感じました。
■ 洗面所は家の“小さな司令塔”
先生が五つの機能を備えた“良い洗面所”を紹介されていました。
-
身だしなみ(グルーミング)
-
脱衣・入浴
-
洗濯
-
掃除用品の置き場
-
健康チェック
-
これらが一つの空間に集中しているからこそ、
洗面所の動線・視線・寸法(350㎜)は暮らしの快適さに直結 すると改めて感じました。
■ セミナーを通しての気づき
(主婦として & 家づくりに携わる者として)
◎ 主婦として
「毎日の動きを少しラクにする工夫」がこんなにもあると知り、
すぐ自宅でも試したくなることばかりでした。
◎ 家づくりに携わる者として
収納・動線・視線・寸法——
どれも暮らしの中で“ちょっと気になるポイント”を解消するために欠かせない要素。
これらを丁寧に整えることが、本当に暮らしやすい家づくりにつながると再認識しました。
記念に近藤先生と一緒に写真を撮っていただきました♪

■ さいごに
今回のセミナーは、
暮らしの動作や気持ちを大切にする家づくりについて、改めて深い学びを得る時間でした。
「収納がうまくいかない」
「動線が使いにくい」
「視線が気になって落ち着かない」
「350㎜ってうちの家にも必要?」
そんな疑問やお悩みがあれば、どうぞお気軽にご相談ください。
主婦としてのリアルな気づきと、家づくりに携わる者としての知識の両方から、
皆さまの“するめのように味わい深くなる家”づくりをサポートします。
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~空気のキレイな家をつくってます~

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