工事終盤の社内検査
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工事終盤の社内検査
2018.11.07 | 住生活お役立ち講座
皆様お晩でした。(といってももうそろそろ朝ですが・・・)
建築舎のリノベ担当です。
私が小学生の時に
「大人は宿題がなくていいなあ」
と、甘いことを考えていたのは以前白状したとおりですが、実はもう一つ、
「大人は試験がなくていいなあ」
などということも、浅はかにも考えていたのです
昨日はもうすぐお引き渡しを迎える物件の一回目の社内検査がありました。
そこでちょっと寄り道して、
「社内検査」
の様子をご覧いただきたいと思います。
① まず設計担当とお客様担当が、お客様と約束したものが全て約束通りの位置に設置されているかどうかを図面と照らし合わせて確認します。
コンセントやTV用ジャックの位置などは、間違っていると家具の後ろに入り込んでしまったりして大変困ったことになります。
予定通りの位置についていて一安心です。
② 次に、設計・施工管理・大工さんが、床下の束や窓の建付、配管の接続状況などなど、不具合がないかどうかを確認します。
窓の開け閉めが渋くないか?
床鳴りしないか?(下地や床を支える束に不具合があるとギシギシ音がなります)
網戸はきちんと隙間なく閉まるか?
キッチンの換気は正常に作動するか?
など、たくさんのチェック項目があります。
③ その間、我々お客様担当は、掃除機をかけたり拭き掃除をしながら
(もちろん私たちが掃除をする前に、プロのお掃除屋さん(美装業者)がきれいにしてくれてはいるのですが)
a)傷はついていないか?
b)メーカー出荷時に見落とされた傷や不具合はないか?
c)クロスの剥がれや隙間はないか?
などを確認します。
拭き掃除をしながらだと隅々までなめるように見つめるため、また、床付近から上を見上げる機会も増えるため、角度によっては見つけにくい傷などを発見しやすいからです。
写真をとりながら目印のマスキング(弱粘着)テープを貼り、図面に記入してゆきます。
これは、後日お客様と一つ一つ確認し、お客様が気になった部分も加えて補修や調整工事をするためです。
このあとも約2週間にわたって
① 気密検査
② レベル検査
③ 設備機器の動作確認
④ 確認申請の検査
⑤ 瑕疵担保保険の検査
⑥ 長期優良住宅化リフォーム事業の検査
⑦ お客様との完工確認
と続きます。
こんなことを月に2回ずつやっているのですから、ほとんど毎日試験を受けているのと変わりませんね
こんなことを考える時、人は、
「小学生に戻りたいよぅ!あのころはよかったなぁ・・・」
などと思ったりするのでしょうか…
しかし、小学校のテストの出来が悪くてもお母さんやお父さんに渋い顔をされるくらいですみますが、工事の検査はお客様ご家族の安心・安全・快適がかかっているので不合格というわけにはいきません。
各種検査を乗り越えてお引き渡しを済ませ、実際に住まわれたお客様から
「暖かい」
「地震の時にも揺れたけど、窓に飾ってあったぬいぐるみが一つ落ちただけ」
などのお声をいただくと、「頑張って良かった」と思うのです。
(実際に頑張っているのはワタクシではなく、設計さんや大工さんや職人さんたちなのですが…)
学校の勉強やテストは、こういう喜びややりがいを感じられる人生を送るための予行練習だったわけで、そう考えるともっと勉強しておくべきでしたね
私たち建築舎では、検査の結果がでそろって傷の補修や各種調整工事を済ませるまでの間を利用して、完成見学会を開かせていただいております。
(快く見学会の許可をくださるお客様がたに、社員一同、深く感謝しております。本当にありがとうございます)
今週の土曜日、日曜日、ご興味とお時間のある方は覗いてみてください。
次回こそ、構造の腐食を防ぐための対策 その2
「外壁の劣化対策について」お話ししたいと思います。
(今週の完成現場には駐車スペースが2台分しかありません。ご予約をいただけると駐車場が確保できます)
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さて、当社では、お客様のお好みに合わせて
選べるリノベーション住宅『R300住宅』を
中心にお家を持ちたいという方の
さまざまなご希望にお応えしています。
ご興味がありましたら、
是非ホームページもご覧ください