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地震後の構造点検 ⑩ 「構造の腐食を防ぐリノベーションの劣化対策」2


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地震後の構造点検 ⑩ 「構造の腐食を防ぐリノベーションの劣化対策」2

2018.11.15 |

皆様お晩です。

建築舎のリノベ担当です。

前々回のブログで、当社の女子社員が、「おやつをたくさん食べても良いように痩せる」というようなことを書いていましたが、普通、世の中の人たちは「痩せるためにおやつを食べないように頑張る」ものなのではないのでしょうか?

でも、「痩せるためにおやつを食べない」より、「おやつをいっぱい食べるために痩せる」ほうがテンションが上がりそうです。

目的と手段の関係は、人によってそれぞれ違うものですが、すべての手段は人が生きるための目的である「幸せ」につながっているのだと思います。

これまでお話ししてきた「構造点検」「耐震補強」、そして今お話ししている「劣化対策」も、安全で安心な住まいを作り、ご家族の幸せを守ることが目的です。

その方法が、新築だったりリノベーションだったり、数年おきに新築の賃貸マンションに引っ越すことだったり、それはきっと、ご家族ごとに求める幸せのかたちによって違って当たり前なんですね。

今回からは、「構造の腐食を防ぐ リノベーションの劣化対策」その2
外壁の劣化対策についてお話しいたします。

正確に言うと

地震後の構造点検 ⑩ 構造の腐食を防ぐリノベーションの劣化対策 その2 の② 外壁の劣化対策 の 1)防水

といった感じで何が何だかわかりませんね。
本当に申し訳ないことです。

サブタイトルが多すぎて、もはや自分でも何をどんな順序でお話ししているのかわからなくなってきました。すみません。えーん

外壁の劣化対策は屋根の劣化対策にもまして重要です。

なぜなら外壁は、住宅を支える柱や土台を直接保護しているからです。

その外壁がこんなになったり

こんなになったりすると

壁の裏側まで水が入り込み、グラスウールが水を含んで断熱性能が落ちたり、

柱や土台など、家を支える大事な構造木材が腐食してしまう

ので、外壁の防水というのは特に気を付けなければならない部分なのではないかと思います。

一般的に、住宅の外壁の造りは横から見るとこんなふうになっています。

最近の北海道の住宅は9割がた窯業系サイディング(セメントにパルプやウッドチップなどを混ぜて固めた板状の壁材)で作られていますから、それをモデルに説明します)

基本的には屋根の造りと同じ「水は必ず低い方に流れる」という原理に基づいて防水されています。

(屋根の防水についてはこちら https://ameblo.jp/kenchikusha/entry-12416011954.html

前にもお話ししましたが、コレ、聖徳太子の時代から変わってません。

これも、横から見ると中に水が入らないように作られていますが、当時より優れている点は、

① 通気層を設けて、壁体内の湿気や、万一水が入り込んでも排出できるようにしていること

② 透湿防水シートを設置して、外壁の下に、二次防水層を設けていることです。

この透湿防水シートというもの、結構な優れモノです。

と、いった具合に、外壁をすり抜けて入ってきた水を構造体内に入れないように防ぐとともに、人が生活するうえで必ず発生してしまう湿気を追い出す役割を果たしてくれます。

どこのどなたが開発したのか存じませんが、まったく人の知恵ってすごいですね。
(いつも同じ感想ですみませんアセアセ

というわけで、横から見ると一件隙のないように見える外壁の防水対策ですが、上から見ると残念ながらいくつか弱点があります。

それは、

① コーキング

板状の外壁材の縦の継ぎ目を防水する樹脂系の接着剤

② 釘目

板状の外壁材を構造にとめ付ける釘と外壁材の間にできる隙間

です。

a)コーキング

コーキングというのは樹脂で作られた防水用の接着剤で、壁の継ぎ目だけではなく、窓回り、キッチン廻りなどの隙間をふさぐために使われているゴムのような素材です。

このコーキング、何年か経った輪ゴムが弾力を失ってボロボロと崩れてしまうように、紫外線や空気に長年さらされ続けると、固くなって割れたりはがれたりします。

その割れ目や剥がれ目から水が染み込んで、構造体に染み込み、やがて木材が腐食してしまうというわけです。

b)釘目

水というのは狭いところが大好きで、より狭いところへ入り込んでゆこうとする性質があります。
(確か、中学生のころに「毛細管現象」というのを習った記憶があります)

釘と外壁材の間のミクロン単位の隙間などは、水にとってはとてもうれしい場所らしく、「何も好きこのんでそんなところに入らなくても・・・」と感じるのは、猫が家具と家具の隙間に入り込んで眠っているのを見つけたときのような感じです。

全く予想もしていないところから水が侵入して構造が腐ってしまうというのは非常に腹立たしいことですが、物理法則(大自然の掟)なので仕方ありません。

とは言え、年収の何倍ものお金をかけて作った住宅とご家族の安全を守るために、何とかこの大自然に逆らって腐食を防ぐ方法はないのでしょうか?

という当然の疑問は次回お話しさせて頂きたいと思います。

ところで地震後の構造点検のご報告です。

私たち建築舎がいままで手掛けさせていただいたリノベーション住宅の地震点検は、ようやく6割が終りました。

おかげさまで基礎や構造に大きな問題はなく、

地盤の傾きも

最大で 1.87㎜/m
最小で 0.18㎜/m
平均で 0.90㎜/m

という、なかなかの好成績です。

(新築の建築直後の傾きの許容範囲は 3㎜/mです。
詳しくはこちらをご覧ください https://ameblo.jp/kenchikusha/entry-12410286591.html

今のところお客様方にも被害がなく、本当にありがたいことですが、昨夜また震度4もの地震がありましたね。

早く残りの4割のお宅の点検も終わらせなければ・・・アセアセ

そして早く地震が収まって、みんなで安心に暮らせる日が戻りますように。

さて、当社では、お客様のお好みに合わせて

選べるリノベーション住宅『R300住宅』を

中心にお家を持ちたいという方の

さまざまなご希望にお応えしています。

 

ご興味がありましたら、

是非ホームページもご覧ください

右差し https://kenchikusha.net/

 

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