築50年の家でも本当に売れるのか? 地震後の構造点検 ⑱
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築50年の家でも本当に売れるのか? 地震後の構造点検 ⑱
2019.04.14 | 住生活お役立ち講座
築50年の家でも本当に売れるのか?
皆さまお晩です。
建築舎のリノベ担当です。
どうして人というものは、勢いでモノを言ってしまうのでしょうか?
例えば好きな女の子ができた時、若気のいたりで
「絶対君を幸せにするよ!」
などと口走ってしまったり、それはまあ幸せの定義があいまいだから何とかごまかせるかもしれませんが、よりにもよって、
「毎年旅行につれていくよ」
などと期日と具体的な行動を伴う約束をしてしまった場合には、その後の人生の相当な期間を
「針のムシロに座って暮らす」
ことになりますね・・・
「バカバカ!僕のバカ‼」と、自分を責め続ける日々がつづきますね・・・
前回、「築50年の家でも売れる」などと言ってしまったため、知人の何人かから、
「ほんとなのか?本当だな?!」
と念を押されてしまいました。
しかし今回は後悔しません。
築50年の家でも更地にしないで売れます!
こんなことを自信を持って断言できるのは、私たちがいつもリノベーションしている住宅のほとんどが築40年以上経った中古住宅だからです。
中古住宅というよりも、「古家付き土地」といった方が良いかもしれません。
築年数が40年未満でも、柱が腐って溶けているような住宅もよくありますが、ちゃんと売れています。
(法律違反の建物、構造上耐震補強のできないものは除きます)
ちなみに、
築50年の住宅の売却事例
はこちら
ちなみに、
こんなに傷んでいても大丈夫?という住宅の売却事例
はこちら
基礎を補強し、建物の傾きを修正し、構造の腐食・劣化部分を交換し、耐震補強と断熱改修を施し、気密性能を確保する。
こういったきちんとしたリノベーションの技術があれば、築50年くらいまでは下手な新築以上の性能を持った長期優良住宅に作り直すことも可能ですので、買いたいという方はたくさんいらっしゃいます。
ただし、この場合は相当な技術を持った会社でなければ買い取りには応じないでしょう。
現に築40年を超えた物件の場合、私たちがお問合せをした際には結構な確率で不動産屋さんたちがおっしゃいます。
「建物を使いたいという会社は何社か来たが、現地調査をするとどこも断ってきた」と・・・
確かに築40年以上の年の住宅の全てが売れるわけではありません。
例えば
① 法律違反の建物
② 構造上耐震補強ができない建物
③ その他特殊ケース
などです。
しかし、それ以外の物はきちんと売れています。
少なくとも私たちは買っています。
世の中には優れた技術を持った会社がたくさんあるはずですので、解体しないで、買い取ったり買いたい人を紹介してくれるてくれる会社はきっとあるはずです。
ですから、
「更地にするしかない」とあきらめる前に
□ 家族が減って、住まいの広さを持て余している。(お掃除や光熱費が大変)
□ 地震や台風の被害などで家が傷み、いつまで住んでいられるか不安になってきた。
□ 最近雪かきや庭の手入れ、建物の修理・修繕が大変になってきた。
□ 家が古くて更地にしないと売れそうもないが、解体費を先に用意するのが難しい
□ 家を売りたいとは思うが、一体何から始めてよいかがわからない。
□ 売ってから引っ越しまでに、少し時間の余裕がほしい
□ 引っ越しのための資金を、売却より先に用意したい。
などという方は、
一度地域のリノベーション会社に相談してみてはいかがでしょうか?
ところで、去年の地震で私が一番苦労したのは電気が使えないことでした。
電気が来ないとガス給湯器もコンロも使えずお風呂にも入れません。
灯油式のストーブやファンヒーターも使えません。
あれが真冬だったら、どれだけ被害が大きくなったかと思うとぞっとします。
そこで次回は、
「地震に強いエネルギー源」
についてお話ししたいと思います。
さて、当社では、お客様のお好みに合わせて
選べるリノベーション住宅『R300住宅』を
中心にお家を持ちたいという方の
さまざまなご希望にお応えしています。
ご興味がありましたら、
是非ホームページもご覧ください