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リノベーションで注文住宅 まさか!!北海道にシロアリが!?


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リノベーションで注文住宅 まさか!!北海道にシロアリが!?

2021.05.13 |

リノベーションで注文住宅 地下鉄「宮の沢駅」徒歩13分
どう対処する? 思わぬ既存住宅の構造の不具合!

 

シロアリに食われてボロボロになった構造③
札幌でもシロアリによる汚染地区が増えてきました

 

 

皆さま、お晩でした。

 

建築舎のリノベ担当です。

 

解体班の班長から緊急の連絡が入り、解体工事が始まった現場に既存構造の確認に行ってきました

 

見つけた瞬間、「この立地で安い!!」とは思っていたのですが、ちょっと土地の形が変形しているのでどうしようか?と迷っていたところに、ずっと物件を探していらしたK様のご家族から

 

「この場所なら、多少予算オーバーでも、間取りに制限があっても欲しい!」

 

というご連絡をいただき、速攻で不動産屋さんに申し込みました。

 

何か月も物件探しを続けられて、時には心が折れ、ほどほどの中古住宅で我慢しようか?とも考えられたようですが、頑張って探し続けたからこそできたご決断ですね。

 

ところが、ご希望の立地に物件が見つかってよかった・・・と喜んだのもつかの間!

家を支える構造に重大な異変が!

 

 

そこで今回は、

 

既存住宅の思わぬ不具合と、その対処法

 

  1. インスペクション(事前検査)だけでは把握できない構造の不具合もある
  2. 想定外の腐食
  3. 新築当時の手抜き工事
  4. まさか!! 北海道に白アリが!?
  5. 思わぬ不具合の対処法

 

についてお話ししたいと思います。

 

インスペクションだけでは把握できない構造の不具合もある

 

住みたい街にやっとの思いで見つけた中古住宅。

 

でも、果たしてリノベーションできるのかが心配ですね。

 

買い取ってから、実は工事ができない!などということがないように、リノベーション会社では必ず購入前にはインスペクション(事前検査)を行います。

 

しかし、インスペクションというのは基本的に非破壊検査です。

 

まだ、購入前の人様の財産ですから、壁や床をはがすわけにはいかず、床下点検口などを使って見える限りのところで判断いたします。

ですが、物件によっては点検口がなかったり、ふさがれていたり、と、構造を確認できない場合もあるのです。

 

 

想定外の腐食

 

また、床下点検口があっても、見えるのは基礎の上の土台程度。

 

壁に覆われた柱の上部などは直接目視できません。

 

通常、構造体の腐食は、壁体内の結露や、外壁のメンテナンス不足による雨水の侵入で起こります。

 

水は必ず低いほうに流れてゆきますから、柱の中間部が腐っていれば、その下の土台は必ず腐っているはずです。

 

ところが、なぜか中間部分が腐食していて、「腐っていても当たり前」と思っている私たちでさえ、あけてびっくり!ということもあるのです。

 

(木材が腐食してしまう理由が知りたい方はコチラをクリック)
👇

地震後の構造点検 ⑦ リノベーションの耐震補強 4

 

新築当時の手抜き工事

 

いろいろな住宅を解体してきた私達ですが、時には信じられないような手抜き工事を見つけることもあります。

 

一番ひどかったのは、筋交いの入った耐力壁の下に基礎がなかった時のことです。

 

耐力壁というのは、「押し出しに耐えるお相撲さん」のようなもので、最後は「徳俵」に足をかけて必死で踏ん張りますね。

 

この「徳俵」の役目をするのが基礎なのですが、どんなに必死で踏ん張ろうとしても、足元が不安定では力の入れようがありません。

 

(耐力壁について知りたい方はコチラ)
👇

地震後の構造点検 ⑥ リノベーションの耐震補強 3

 

 

ところで、冒頭でご紹介したK様のお宅は、というと・・・

 

 

まさか!!北海道にシロアリが!?

 

解体藩のチーフから送られてきた写真はコチラ!

びっくり

 

構造材を食べるシロアリ

 

実際に解体工事を進めてみると・・・

 

シロアリに食われた構造体①
シロアリに食われて、ぼろぼろになった土台

 

シロアリに食われてボロボロになった構造②
土台の中心が空洞になるくらいの被害

 

シロアリに食われてボロボロになった構造③
とても家を支えることなどできません。

 

当初、6割程度の交換で済むだろうと思っていた柱など構造体の交換が、約93%も交換しなければならなくなりました・・・。

 

 

もう住宅ローンの契約も終わっており、ここからの追加工事など、とてもお願いできません。

全て弊社の負担で交換補強いたします

 

(こんなことばかりやっているからウチの会社はもうからないのですが・・・)

(今年もボーナスが出ない・・・💧)

 

しかし、なんの責任もないお客様に負担を押し付けることだけは、なんとしても避けなければなりません

 

 

思わぬ不具合への対処法

 

さて、リノベーションの場合はあけてびっくりの可能性が高いですが、お施主様には直接それに対処することはほぼ不可能です。

 

むしろ頑張らなければならないのはインスペクションの担当者でして、どのように見えないところの不具合を把握するか、経験や努力をつみまししてゆかなければなりません。

 

一方、お客様にできることは

 

・不動産売買の「契約不適合責任」は適用になるのか?
・想定外の腐食や不具合があったとき、工事代金がどうなるか?

 

について、不動産の売買契約前に、不動産会社と建築業者によく確認し、しっかり書面にのこしておくことです。

 

今回のK様の場合は、土地として売りに出ていた物件を戸建てとして買ったため、契約不適合責任は適用になりません。

 

しかし、当社では、「解体後に判明した構造上の不具合については追加料金をいただかない」、というお約束をしていますので、工事自体の追加料金はかかりません。

 

契約内容
当社の工事契約重要事項説明の文言です。

 

リノベーションは、住宅性能はもちろん、デザインや仕様の確認も大切ですが、中古物件の選び方も重要です。

もしかしたら、工事よりそちらのほうが重要かもしれません

 

これからリノベーションをご検討なさる方はぜひとも、不動産の購入前に、売主様と施工会社さんがどこまで責任を持ってくれるのか?のご確認を徹底なさるようお勧めします

 

 

さて、当社では、お客様のお好みに合わせて
選べる!オーダーリノベーション住宅を中心に
自分らしい家を持ちたいという方の
さまざまなご要望にお応えしています。

ご興味がありましたら、
是非ホームページもご覧ください

👇

株式会社 建築舎 公式サイト

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