改めて気密のお話です
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改めて気密のお話です
2024.01.28 | ブログ
~家の温熱のお話って分かりづらいですよね~
皆さんこんばんは。増冨です。
毎年恒例の話題ですが
『寒いですね~~』
『早く春にならないかな~~』
と、よく聞くお決まりのワードが出てきますよね(笑)
暦での大寒から一週間ほど過ぎましたが、暖かくなるまではあと2か月ほどありますね。
それでも、お客様への定期メンテナンスにお伺いする際に
弊社のユーザー様からは、『暖かくて快適』とのお話をよくお聞き致しますので、寒い中でも心がポカポカと温まります🔥
気密に関しての強いこだわりが『暖かいお言葉』を頂けることに繋がっていると思い、会社としての自負が持てて嬉しい限りです。
以前から地球環境問題と合わせて省エネに関するお話が、テレビやネットを通じて皆さまに多くの情報が入ってきていると思います。
小学生のお子様でも、SDGsの事や環境問題に関する用語も詳しく知っている事に、私も驚く事が多々あります😮。
私自身、普段ご説明している気密や断熱に関する事以外は、テレビで見かける聡明なお子様のようにはなかなか話せないものです😓
少しお話が逸れますが
普段から推してお話をしております気密や断熱に関しても、ふと客観視をした時に考えさせられることがよくあります。
日本の建築物は、世界でも最高レベルの耐震技術を誇り、構造計算に関するシステムや厳しい基準も整備されていますので、『日本の建物は安心』という位置付けがされていると考えております。
ですが、気密や断熱に関しては先進国に於いては遅れをとっているという現状😞。
意外と思う方も多いですが、日本の住宅においては『蒸し暑い夏を凌ぐ』ことに重点を置いておりました時代背景がありますので、気密性を高くするという概念は、諸外国より遅れるに至ったと考えられます。
ですが時代は、地球環境の破壊と資源確保の為に脱炭素(カーボンニュートラル)を目指す時代へと向かっております。
性能を向上させる為に建材を多く製造し、その製造過程で多くの環境破壊物質を出してしまうと全くの本末転倒ですが、木材の再利用等の資源の有効活用と合わせて、気密の技術の向上などの工夫を合わせることで、環境破壊の速度は緩やかになると信じています。
便利さを追い求めた結果から生まれた負の産物から、今度は人間が住む地球を守る為に、科学技術の結集と節約を大急ぎで行う使命があるのが、途方もなく大変なことでもあります。
環境のお話や温熱環境に関する事は、あまり大きな声では言えないお話ですが、実は建築に携わる方でも意外に分かりづらい分野でもあります。
改めて、気密に関して紐解いてお話をさせて頂きたいと思います
『そのそも気密性の重要性って?』
私がここからお話するのは、いまさら何故っ?と思われるかもしれません。
気密性の重要さを、もう少し具体邸にご説明できればと思いお話をさせて頂きたいと思います🙂
お家はどんなに良い断熱材を使用しても、下からからすき間風がスースー入ってきますと、暖かい空気がどんどん上へ逃げていってしまいます。
温度差が出来て暖かい空気が上に向かっていく現象ですね。
例えが飛んでしまいますが熱気球の原理がその例です。
バーナーで暖められた空気で、あれだけの大きい物を上空に上がられるのは、私もあまり信じられませんが驚きのパワーです。
御経験がある方も多いと思いますが、気密性が悪いとお部屋の温度差が発生して、ストーブでいくら暖めても寒く感じることがあります。
これで、こたつに入ってしまうと更に光熱費がかかり非常に悪循環ですよね😱
そして、気密が悪いと換気の能力にも悪影響を与えてしまいます。
住宅には、換気の基準の為に24時間換気が設けられる事をお聞きした事があるとあると思います。
機械により給気口から空気を吸って外に押し出す方法ですが、気密性が悪いと床や壁などからの隙間から空気が入ってきて、その空気が排出されることになります。
ジュースを飲むときのストローに例えるとよくお分かりになると思います。
ストローは口で吸うとジュースが上に上がってきて飲むことができますが、途中に穴をあけてしまうと空気は吸いますがジュースを吸うことは出来ません。
換気も同じ現象で、抜ける部分が多いと最終的に上手く空気を押し出せずに空気が淀んでしまいます。
少し視点を変えたご説明となりましたが、この内容からでも、気密性の重要性がお分かりになっていただけたらと思います。
換気システムを発揮する為に、最低限必要なC値(気密性を表す数値)は一般的には1.0㎠/㎡以下と言われておりますが、弊社ではリノベーションでも0.3㎠/㎡以下の数値を出す施工をしております(リノベーションではかなりの数値と自負しております✨)ので、高い換気能力による健康的な空気環境も保つことができます。
省エネや環境に関するお話はまだまだ沢山ございますが、今回は弊社のこだわりで御座います気密に関して、改めてお話をさせて頂きました。
『お伝えする』という事が、本当にご理解できるようにお伝えしているか?
との疑問を、常に弊社内でもお互いに声を掛け合っておりますが、自分自身も普段お伝えしていることを客観視出来るようにと心がけたいです😌
室内の環境に関することや、温熱環境に関することは膨大な情報が御座います分野ですが、また今後のブログの中でお話が出来ればと思います。
To Be Continued
只今、弊社ではリノベーション住宅の完成前見学会・完成見学会を開催しております。
弊社のこだわりとしている気密性能や、健康志向住宅へのこだわりを知って頂きたいと思いますので、是非ご覧になって頂けたらと思います😊
そしてもう一つ✨
札幌市東区東苗穂にて
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