建築舎の広告奮闘記　　～第２話　動き出す歯車　～

少し恐る恐るとも言える感じで、知り合いのコンサルタントの方に連絡を取りましたところ、意外にも早い日取りでお会いする事が出来ました。

 

以前は、全く再会できるイメージが出来ませんでしたが、予想に反するような進展に、少し驚きも混じるような拍子抜けの感覚でした。

 

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建築舎の広告奮闘記　　～第１話　広告ってどうすれば　～

 

人は、突き進もうとしている流れをせき止めるような出来事が起これば、『ツキの悪い人生』だな・・と諦めがちですが

 

逆に、流れに沿った良い兆しが急に訪れると

 

『運が来ている✨』

 

『私・・・何か持ってる🔥』

 

と気持ちが沸き上がってきますので、人間って単純なものですね😌

 

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数日の時が流れ、コンサルタントの『Ｄ氏』とお会いする事になります。

 

その日はファミレスでお会いしましたが、『Ｄ氏』は以前とさほど変わらない様子で、少し白髪が増えた感じでした(笑)

 

１５～６年ぶりにお会いしたということも御座いますが、業界でも有名な方という事もあり、少しテーブルに緊張が走ります。

 

Ｄ氏　『お久しぶりですね。以前よりだいぶ痩せましたね(笑)・・驚きましたよ』

 

私　　『あっ、そうですか？・・まあ食事を厳しく管理されているからでしょうかね・・はは・・』

 

意外な第一声に少し戸惑った私ですが、張り詰める間もなく空気の壁を破る言葉でした。

 

確かに監督（妻）に厳しく管理されていましたので、傍から見ると健康的に痩せた感じに見えるかもしれませんね(笑)

 

多くのコンサルや事業を行ってきた方に、私のこれからお願いすることが、稚拙に聞こえてしまう事も考えずに話を切り出していきました。

 

私　『建築舎は、技術や人への想いを柱にしている会社で、１３年の間で少しづつ実績を残しております・・・ｅｔｃ・・・ｅｔｃ・・』

『築４０以上の古い住宅でも、出来るだけ古木材を再利用して生まれ変わらせる事や、家を永きに継いでいく考えを強く持っておりますが・・・』

 

Ｄ氏　『その良さを拡める方法が分からないと』

 

えっ！と、頭の中で音にならない言葉がよぎると同時に、次の言葉を悟られていた事に会話の流れが速く進む感覚をおぼえました。

 

私　『・・さすがにお分かりですね』

 

Ｄ氏　『まあね。』

『それより、建築舎様は古材の再利用や、建物の性能を更に高くして家を生まれ変わらせ、永く継いでいく考えを・・強く持っているんだね✨』

 

私　『はい🔥』

 

Ｄ氏　『それは素晴らしいね！・・その想いを、地域や人々のために動く気持ちを強く持ち続ければ、皆さんから建築舎様の良さを・・もっと分かって貰えるんじゃないかな✨』

 

ここまでは、一般的な社交辞令的な流れで言葉を返されている感じですが、次の話の段階では、望まない方向に終息していく予感がどこかありました。

 

私　『そうなんです・・・そこは広告の分野になってくると思いますが、難しくてよく分からないのでお力になって欲しいのです・・』

 

これという強く説得させる語彙がある私ではありませんので、上手くお伝え出来たかを考えると、何故か悪い方向に考えてしまいます。

 

Ｄ氏　『面白い会社で皆さん活躍されているんですね。・・分かりました。前向きに考えさせて頂きますので、またご連絡するようにいたします』

 

実際に会うだけでも難しい方でしたので、まずは想いを伝えるよりほか無いと思いました。

 

広告も同じではあると思いますが、相手に揺るぎない信念や想いを伝える事は、決して簡単ではないと痛感します。

緻密に考え抜いた先に、必ず納得できる良い答えが出る世界とも思えませんが、まずは当たって走り出すしかないと思い、今回お会いしたことも良い方向に信じるしかないと考えました。

 

私　『有難う御座います！上手くお伝え出来なくて申し訳御座いませんが、今後とも宜しく御願い致します！』

 

その日は弊社の意向をお話してお別れしましたが、帰り際のＤ氏の表情が少し楽しそうに見えました。

 

ここからは深く考えてもしょうがないので、『果報は寝て待て』に委ねるようにいたします😌

 

 

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次の日も、また広告や企画に関する打合せを４人で進めており、企画書を作成する為の項目をまとめておりました。

 

井上さん　『先日の会議でお話がありました会社のパンフレットの件ですが、基本レイアウトに関して会議項目に入れておきますね・・ｅｔｃ・・』

 

濱谷ＧＭ　『パンフレットの製作会社とイラストデザイナーの方との打合せも進めていかないとですね・・まず、デッドライン（締切り）を確定させて、そのスケジューリングとアクションプランも明確にしていきましょう』

 

ＷＥＢなどの広告も勿論ですが、建築舎のパンフレット作製の企画も進んでいた事を、改めて認識しました。

 

実は先日、杉山代表と食事をしていた時のお話ですが

 

杉山代表　『建築舎オリジナルのパンフレットを作りたい～～～！！🔥🔥』

 

との熱いお話があり、翌日に私の方で会議に提案していた案件でした。

 

一つ一つ良いものを作っていこう。との想いの中でパンフレット製作の企画も進めており、イラストには有名なデザイナーさんが手掛けるほどの内容になっております。

 

こちらも初めての試みという事もあり、編集業界の方でしたら簡単にこなせそうなことでも、我々には多くの時間を要しておりました。

 

 

丁度その頃は、私も『マスコットキャラクター』のデザインを完成させた時期でもありますので、プロジェクトの『ムーブメント』を少しづつ感じる事ができました。

 

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エナガ所長誕生物語　　第１章　　きっかけは

 

この時は、まだデジタルマーケティングという言葉にもあまり馴染みがなく、どちらかと言いますと、考え方もアクションもまだアナログ的な動きがあると感じておりました。

 

だからこそ、なおさらマーケティング手法や、社内でのシステム構築が必要という事も熱望していただけに歯がゆいものがあります。

 

そう。アナログでも『熱いハート🔥』がありますので、エネルギーの向かう方向（道しるべ）を示す事が『鍵』ですね🙂

 

濱谷ＧＭ　『ところで、この前お話がありましたコンサルの方とはお会いしてどうでしたか？』

 

ＧＭも良い結果を期待しておりましたので、キリリっ⚡と話題を切り替えてきました。

 

私　『まだ何とも言えませんが、先方はある程度関心はあるように見受けられましたね』

 

濱谷ＧＭ　『そうですか・・うまくお力になって貰えたらいいですね』

 

リサーチなどの情報収集を行っている井上さんも、その会話に一瞬反射的に意識を向けている

感じに見えましたが、また黙々と各企画の調査を進めていきます。

 

私も、以前少しだけ試したことがあります『マインドマップ』という手法から、考えられる全体項目をカテゴリー別に分け、『ブレインストーミング』という、グループで発想し批判などの足かせが無くアイデアをまとめていく手法も提案いたしました。

 

新しいことに挑戦する建築舎だからこそ、こういう考えを盛り込んでも面白いかなと想い

 

実はこの手法も、以前D氏とお仕事をさせて頂いた時に教えて頂いた手法で、このタイミングで思い出してしまうのも不思議なものです。

 

濱谷GM　『それでは、次の広告会議でリサーチした内容や、リスティングした項目を精査していきましょう・・etc・・・etc・・』

 

スタッフである私が言うのも変な話ですが、客観的な視点に変えると、慌ただしくも目まぐるしくも見える活発な動きであると感じていました。

傍観という表現はこの場面ではふさわしくないですが、集中しすぎて見えなくなる部分が多いまま進んでも、良い結果で出るとは思えませんので、時にはこの切り替えも必要だと考えてみます。

 

その日の広告会議は終了し、その後の私の業務は現場管理の方に移行いたします。

 

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現場管理と施工報告をまとめ終わり、帰宅しようとした時に携帯電話の着信音が鳴り響き

ました。

 

着信音の主はD氏からでした。

 

おおっ😮！

 

思ったより早い連絡に驚きましたが、そこは取り乱さずに電話を受けます。

 

D氏　『お仕事中でしたか？もし宜しければ、この前の件でお話出来ればと思いまして』

 

私　『えっ・・、あ、はい！・・有難うございます・・』

 

ごく普通のビジネストークですが、何故か少したどたどしい受け答えになっておりました😱

 

D氏　『先日の建築舎様のお話をお聞きして、大変面白い会社だと思いました✨』

『もし宜しければ、広告のマーケティングや企画などに関してもお力になれればと思いまして』

 

急な展開に、正直思考の配線が上手く繋がっていない感じでしたが、取り敢えず、前向きな方向に進んでいる事だけは認識できました🙂

 

私　『あ、有難うございます！・・それでは、お会いしてお話をさせて頂きたいと思います✨・・etc・・』

 

何か不思議なテンポで進んでいる展開ですが、この後D氏と本格的にプロジェクトを進める事になり、デジタルマーケティングの構築も急速に進んでいく事になります。

 

ここから更に、『アナログの国の住民』である私たちは

 

広告という、未知なる奥深い世界に足を踏み入れていく事になります。

 

 

To　Be　Continued

 

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～想いをカタチに～