スーパーウォール工法
Super Wall
スーパーウォール工法とは
変わりゆく暮らし
それを支える家
ずっと続く性能
スーパーウォールは、「健康」「快適」「安心」「安全」を追求し、理想的な住環境を実現します。
スーパーウォール工法とは建材メーカーのLIXILが開発、設計する住宅規格で昔から日本で採用されてきた
木造軸組工法に耐震性能や断熱性能をプラスしたのが特徴です。
スーパーウォールは、高性能なヒートコアパネルと高断熱サッシが生み出す、高気密・高断熱・高耐震構造の住宅です。
「健康」「快適」「安心」「安全」を追求し、暮らしの質を最高水準にまで高め、理想的な住環境を実現します。
数十年後も「安心、安全に健康で快適に皆さまに暮らしていただきたい。」という強い思いから
弊社はこのLIXILスーパーウォール工法をおすすめしています。
ぜひ最高水準の技術で理想的な住環境を皆さまにご提供したいと考えています。
ヒートコアパネルとは
スーパーウォール工法で使用するヒートコアパネルは現場発泡ではコントロールが難しい、一定の圧力と温度管理など、
徹底した品質管理をLIXILの工場生産で行っています。
さらに一軒ごとに合わせて工場で作ったものを現場に搬入するため、施工品質のばらつきを防止できます。
工場における品質管理が行き届いているので、寸法間違いやビスのうち忘れといった施工ミスが起きにくいです。
4つのポイント
①高断熱
充填断熱100㎜厚の高性能ウレタン断熱材
断熱性は、断熱材の性能と厚さで決まります。
ヒートコアパネルは優れた断熱性を発揮する高性能ウレタン断熱材を使用しています。
ヒートコアパネルの100㎜厚はグラスウール(24Kg)の158㎜厚に相当します。
【DUAL EXパネル】
【小屋パネル】
②高耐震
木造最高レベルとなる壁倍率4.3倍パネル
ヒートコアパネルによる面材工法で、耐震性をアップ
住宅の耐震性能を高めるには、耐力壁をバランスよく配置することが重要です。
ヒートコアパネルは、構造用パネルと断熱材を一体化し、「壁倍率4.3倍」の高倍率パネルを実現。
「壁倍率2.5倍」のパネルと組み合わせることで、効率よく耐力壁を配置できます。
※「壁倍率4.3倍」の高倍率パネルは、尺モジュール(横架材間寸法2700・2850)のみの設定となります。
③高耐久
パネル断熱材内部の35年無結露保証付き
ヒートコアパネルで使用している硬質ウレタンフォームは独立気泡フォームで小さな硬い泡(セル)が独立した気泡となっており、
湿気を通しにくい構造になっています。
【屋根パネル】
④省施工
壁パネルを取り付けるだけで、筋交い、断熱工事が完了
ヒートコアパネルは、構造用パネルと断熱材を一体化したパネル構成ですから現場では間柱にはめ込むだけで筋交い、断熱工事が一度で完了します。
また、パネルの重量は26㎏(断熱材厚さ100㎜の場合)と軽量のため、一人での作業も可能です。
【壁パネル】
スーパーウォール工法の性能
①温熱環境
断熱性能×省エネ
暑さと寒さに強い!
断熱性能の高いパネルを住まいの壁全体に使うスーパーウォール工法は
夏の暑さや冬の寒さに強いことが大きなメリットになります。
気密性が高い為、すき間から冷気や熱気が侵入せず、壁全体が断熱材で覆われていることで、魔法瓶のように室温を保ちます。
冷暖房にかかる光熱費を軽減してくれるのも見逃せないメリットです。
少ないエネルギーで1年中快適に過ごせるのは、環境保持の面でもこれからの住まいづくりにピッタリです。
部屋間の温度差と上下の温度差も少ない快適性
温度差が少なくヒートショック防止
断熱性能が低く、すき間が多い住宅ですとお部屋の上下温度差が大きくなります。
スーパーウォール工法は断熱性能が高く、すき間が少ないのでお部屋の上下の温度差も小さくなり快適に過ごせます。
外部の暑さ寒さに強いスーパーウォール工法はお部屋ごとの温度差も少なく体への負担も軽減し、ヒートショック現象に代表される健康被害を防ぎやすいのも特徴です。
温度差による不快感が少ないので毎日快適に過ごせます。
高気密による快適な室内環境
住まいには見えない隙間が存在しています。
隙間が多いと、いくら暖房や冷房を行っても室内の空気が外部に漏れてしまい、快適な室内環境を保つことができません。したがって、住まいの気密性は重要なポイントになります。
「気密」とは空気などの流れを遮断することをさす言葉です。
さらに「高気密」とは、部材同士の隙間を無くし、屋内外の空気の出入りを少なくした状態のことをさします。
「気密測定」とは住宅のスキマの面積を専用の機械を使って計算することです。
この計算によって割り出された気密性の値をC値( 相当隙間面積)と呼びます。
C値は0に近いほど理想とされ、C値=1.0㎠/㎡を切るくらいの住宅であれば気密性が良い住宅とされています。
平成14年まで存在していた国のC値基準値は北海道でC値=2.0以下、その他の地域で5.0以下とされています。
C値=2.0とは200c㎡(はがき1.3枚相当)、C値=5.0とは500c㎡(はがき3.3枚相当)です。
弊社のスーパーウォール住宅は、C値0.2を基準とし、一邸一邸、LIXILが気密測定を行い、性能報告書を発行します。
②空気環境
第2種換気を使ったダクトレス全館空調システム
換気システムには第1種換気、第2種換気、第3種換気の3つの種類があります。
この中でも難易度が高いのは第2種換気(病院や工場などで利用されている換気システムです)なのですが、弊社の手がける住宅は高気密なので自信をもって第2種換気を採用することが可能です。
第2種換気はダクトレスなのでメンテナンスも簡単です。
第2種換気と床下暖房を組み合わせたダクトレス全館空調システム「エコブレス」も導入しています。
弊社では第2種換気によるエコブレスをおすすめしています。
エコブレスの特徴
- ①ダクトと循環送風ファンが必要ないので省エネで静かです
- ②空調機器関連の部材コストが合理化されます
- ③同じUA値(※)性能の住宅と比較して低燃費になります
- ④エアコン1台で暖房(冷房)し室温ムラを抑制できます
- ⑤第2種換気によって躯体隙間から侵入する花粉や黄砂及びPM2.5等の汚染外気を防ぎます
- ⑥システムの仕組みがシンプルなので壊れにくく保守点検が簡単です
つまり、熱損失の合計を外皮面積で除した値で、値が小さいほど熱が逃げにくく、省エネルギー性能が高いことを示します。
③災害への備え
高い耐震性能
大規模な地震に備えるための耐震等級3の設計を推奨
住宅の耐震性能は、国土交通省が2000 年に定めた住宅性能表示制度の中で、耐震等級として示されており、建築基準法では、極めてまれに( 数百年に一度程度)発生する地震でも倒壊しない程度の耐震性を等級1としています。
しかし、専門家の間では等級1では不十分であるという意見もあります。
スーパーウォールの家では、大規模な地震への備えとして、最高等級となる耐震等級3の設計を推奨。消防署や警察署など、防災の拠点となる建物の基準に相当し、より安全性の高い住まいが実現できます。
※耐震等級3の設計は、プランや建築条件によっては、耐震等級3を実現できない場合もあります。
詳しくはご相談ください。
「壁倍率4.3倍」高倍率パネル
効率よく耐震性を高める壁倍率4.3倍のパネルを実現
住宅の耐震性能を高めるためには、耐力壁をバランスよく配置することが重要です。
高性能ヒートコアパネルは、高耐力の構造用パネルと断熱材を一体化し、壁倍率4.3倍を実現。壁倍率2.5倍のパネルと組み合わせることで、効率よく耐力壁を配置できます。
※「壁倍率4.3倍」の高倍率パネルは、尺モジュール(横架材間寸法2700・2850のみの設定となります)
ヒートコアパネルによる面材工法で、耐震性をアップ
一般的な在来工法の場合は、柱や筋交いに大きな力が集中して、建物がねじれやすくなりますが、ヒートコアパネルを使用することによって、壁面(構造用パネル)が一体となり、力が分散されるため、地震に強くなります。
④耐久性
通気層構造と高性能断熱材
最高水準の性能を持つ断熱材が壁の内部結露を抑えます。
スーパーウォールの家で使用している断熱材は、高性能な硬質ウレタンフォームです。
その特徴は湿気を通しにくく、グラスウール比およそ2倍(※1)の断熱性能。壁の内部結露を抑えることができるため、住まいの耐久性向上に効果を発揮します。
また、瑕疵保証では表されない断熱内部の結露による劣化を35年間(※2)保証します。
※1 グラスウール(24K)との断熱性能比較
※2 保証対象となる断熱材は壁パネル、小屋パネルに使用している硬質ウレタンフォームとなります。
現場発泡ではなく、工場生産にこだわる理由があります。
LIXILの工場では硬質ウレタンフォームを合成する為の調合比率、温湿度環境、発泡面の温度、発砲方法など、徹底した品質管理を行っています。
現場における発泡ではなく工場生産にLIXILがこだわる理由は、高性能なウレタンフォームの安定した品質を維持するために、細部にわたる品質管理が必要であるからなのです。
⑤音環境
すぐれた遮音性能
80dBの騒音も50㏈まで減衰(※)することができます
スーパーウォールの家の室内は、外からの騒音が気になる環境においても、睡眠や勉強などの妨げにならないほど静かで快適な空間です。
また、楽器の演奏など屋外への音漏れ」への心配についても、すぐれた遮音性能によって、周囲を気にすることなく、音のストレスから解放される室内環境を実現します。
※モデル住宅での計測結果による(周波数500Hzの場合)
⑥品質と保証
安心の品質
- ・断熱材内部の結露による劣化を35年間保証します。
- ・全棟で気密測定を実施し、性能報告書を発行しています。
- ・「防火構造」と「順耐火構造」の国土交通大臣認定を取得しています。
- ・スーパーウォールパネルが採用されていることを証明する「出荷証明書」がLIXILから発行されます。
ヒートコアパネルに使用している断熱材は、水分を通しにくい硬質ウレタンフォームを採用。
室内からの湿気をガードし、断熱材内部に結露を発生させない高性能な断熱材です。
LIXILが瑕疵保証(10年間)では保証されない断熱材内部の結露による劣化を35年間保証(※)します。
※保証対象となる断熱材は、壁パネル、屋根パネル、小屋パネルに使用している硬質ウレタンフォームとなります。