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断熱性UPで快適な家づくり。リノベーションの際は断熱工事もお忘れなく!

公開日:2023.10.13

更新日:2023.10.19

◇ 断熱性UPで快適な家づくり。リノベーションの際は断熱工事もお忘れなく! ◇

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最近、新築物件ではなく中古物件を購入し、自分好みにオシャレにリノベーションするトレンドが広まっています。

自分のこだわりの家を作れることから、中古物件のオーダーリノベーションは非常に人気があります。

 

しかし、多くの人が懸念しているのが、古い家における暑さや寒さ対策ではないでしょうか?

築年数の経過した古い家には、見えない箇所で「すき間風」や「断熱」に関連する問題が発生しやすいのが現実です。

これらの問題を無視してしまうと、見た目はオシャレでも住みにくい家になってしまう可能性が。

 

そのため、リノベーションを進める際には、外観や内装の美しさだけでなく、住み心地を向上させることにも注意を払うことが重要です。

特に寒冷地域に住んでいる場合は、断熱材の強化や二重窓の設置、暖房システムのアップグレードなど、適切な暑さ・寒さ対策が欠かせません。

 

今回のコラムでは築古物件のリノベーションにおける断熱性の重要性などを探っていきますので、魅力的で住み心地の良い家の実現のためぜひ参考にしてください。

目次

1. 古い家はなぜ寒い?

古い家が寒い理由はいくつかありますが、古い家は、現代の建築基準に比べて断熱材が不足していることが一因です。

断熱材は外部からの寒冷空気や熱を遮断する役割を果たし、暖房や冷房の効率向上に役立ちます。

しかし、古い家の場合、断熱材が不十分であり、これが冷暖房の効果を低下させ、室内温度の安定性に影響を及ぼすのです。

 

特に、古い家は一重ガラスの窓が多く、一重窓は外部からの寒冷空気が室内に侵入しやすく、暖房効果が低下します。

これに対し現在主流の建物では、断熱性能の高い二重窓が一般的に使用されています。

さらに、古い家は時間の経過とともに建物の構造に変化が生じ、屋根や壁、窓などに隙間ができやすくなり、構造部分が傷んでいる場合は寒冷空気の侵入を許してしまう可能性が高まります。

 

これらの要因がいろいろと作用し、古い家は寒さを感じやすくなるのです。

 

寒さ対策としては、断熱改修や新しい窓の設置、効率的な暖房機器の導入などがおすすめです。

では実際に、次の目次でおすすめの改修手法について探っていきます。

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2. 断熱効果を効率的に上げることができるおすすめのリフォームとは?

「部屋がなかなか暖まらない」

「暖房が効きにくい」

「室内が冷える」

 

などと感じる原因は、家の気密性や断熱性に問題があるためです。

空気の漏れやすい隙間があると、気密性が低下し、外部からの冷たい空気が侵入して暖房を効果的に利用できなくなります。

こうした問題を解決するおすすめのリフォームは次のようなものです。

 

■窓のリフォーム

部屋の熱の約50%以上が窓から逃げると言われています。

冬場に窓ガラスの結露する理由は表面が冷やされるのが原因ですが、窓の断熱対策リフォームを行うことで、結露対策や、断熱性や防音性も向上します。

内窓を取り付けることで、断熱性が高まり、結露が発生しにくい窓になります。

また、窓ガラスをペアガラスに交換することも効果的です。

 

■ドアのリフォーム

ドアも窓と同じく、熱や空気の出入りが多い場所になります。

特に玄関は家の中でも日当たりの悪い場所に設置されていることが多く冷え込みが強いことから、結露を誘発します。

玄関ドアを断熱ドアにすることで、室内外の温度差を抑えることができ、結露を抑制する効果があります。

 

■壁のリフォーム

高性能の断熱材を壁の中に入れることで家全体を暖め、快適な暮らしが手に入ります。

断熱材で家全体を魔法瓶のようにすることで、夏は涼しく冬は暖かい温度差による不快感がない快適な家になります。

 

中古物件をフルリノベーションする際は、ぜひ断熱工事も一緒に行いましょう。

まとめて施工をすることで、コストカットにもつながります。

断熱効果の高い家は、冷暖房も効率よく効くようになるので光熱費も抑えられますよ。

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3. 断熱効果の高い住宅は家族の健康もサポートする

断熱効果の高い住宅は、暖かさと快適さだけでなく、家族の健康を守る要素にもなります。

中でも特に「ヒートショック」と呼ばれるもの。ヒートショックは、急激な温度変化により生じる健康被害で、適切な断熱対策を施した住宅はこれを未然に防ぐのに役立ちます。

ヒートショック現象は心筋梗塞や脳卒中などの重大な疾患を引き起こすことがあり、特に高齢者や体調の優れない方にとって以下のような時にリスクが高まります。

 

・外から帰宅し、寒い外から急激に温かい家の中に入った時

・入浴時、温かい室内で服を脱ぎ、空気の冷えた浴室に入った時

・夜間に暖かい寝室から寒いトイレに行った時

 

これらの状況では血圧が急上昇し、心臓や脳に負担がかかり、結果として重大な健康問題が引き起こされる可能性があるのです。

 

断熱効果の高い住宅は以下の効果がヒートショックによるリスク軽減に役立ちます。

 

①温度差の緩和

断熱性や断熱設計が優れている家は、室内の温度変化が緩やかで、外部の気温変化による影響が少ないため、急激な温度差を和らげます。

 

②快適な温度環境

断熱効果の高い家は、冬は暖かく、夏は涼しい環境を維持しやすいため、家族が快適に過ごせます。

快適な室内温度は体への負担を軽減し、ヒートショックのリスクを低減します。

 

③浴室の対策

特に浴室はヒートショックのリスクが高い場所の一つです。

断熱材や暖房設備を適切に設置することで、浴室内の温度変化を緩和し、ヒートショックを防ぐことができます。

健康な家族はもちろん、小さなお子様や高齢者の方にとって非常に安心です。

 

 

また、断熱性の高い住宅は、結露を防ぎカビの抑制にもつながり、ヒートショックリスクの軽減と併せ、家族の健康も守るための大切な対策と言えるでしょう。

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4. まとめ

実際に断熱性を高める場合など、リノベーションには慎重な調査と専門知識が必要です。

建物の状態を詳細に調査し、再生可能かどうかを判断するためのインスペクションが欠かせず、臨機応変な対応が求められますので、熟練工の技術が不可欠な大切なお住まいのリノベーションは、ぜひわたしたち建築舎にお任せください。

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投稿者プロフィール

代表取締役

株式会社 建築舎 
代表取締役 杉山 聡

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