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お風呂リフォームでヒートショック対策。助成金で賢くリフォームしよう

公開日:2024.04.24

◇ お風呂リフォームでヒートショック対策。助成金で賢くリフォームしよう ◇

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「ヒートショック」という言葉はご存知でしょうか?実はヒートショックは、身近に潜んでいる危険な健康障害の1つ。この記事では、ヒートショックを理解するとともに、ヒートショックを防ぐためのリフォーム費用や対策についてご紹介していきます。

目次

1. 寒い冬や寒冷地で多発するヒートショックとは?

ヒートショックとは、急激な寒暖差により血圧が急上昇・急降下することによって心臓や血管に大きな負担がかかり、意識喪失や心筋梗塞、ひいては死に至らしめる、大変危険な現象です。

特に寒い冬や寒冷地では、寒い空間から急に高温のお風呂に浸かることでヒートショックを引き起こします。

中でも高齢者や体力の弱い人、心臓や血圧に問題のある人は注意が必要です。

厚生労働省発表の人口動態統計(確定数)」(2022年データ)データによると、家庭での不慮の事故で亡くなった人は、交通事故で亡くなった方の約4.4倍。
最も多いのが「不慮の溺死及び溺水」。
お風呂でのヒートショックが起因していると考えられます。

この事からも、高齢化社会においてヒートショックは深刻な問題。

お風呂が寒いと感じる場合は、リフォームなどで適切な対策を行うことが重要です。

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2. お風呂リフォームの費用相場は?

お風呂リフォームの費用相場は、浴槽の交換や床の改修、給湯設備の更新など、工事内容によって費用が変動しますが、ユニットバスもしくは在来工法浴室を新しいユニットバスにリフォームする場合、50万円〜150万円ほどが一般的です。

ユニットバスとは、あらかじめ壁・天井・床・浴槽がセットになったもの。各メーカーから色々なタイプのユニットバスが出ています。ヒートショック対策を目的としたものも多いため、ユニットバスそのものを新しく取り替えることが、最も効果を実感しやすいでしょう。

ユニットバスの交換の場合、グレードによって費用は異なり、

ローグレードで50万円〜90万円、ハイグレードで90万円〜150万円が目安となります。

そこまでコストをかけられないという場合の簡易的な対策としては、以下の方法があります。

▪️窓の交換(10万円〜20万円)

お風呂の窓が単板ガラスである場合、窓の冷気が浴室全体の室温を下げてしまうでしょう。2枚のガラス板でできたペアガラス窓に変更することで窓からの冷気を防ぐことができます。

また、窓にアルミサッシが使われている場合は樹脂サッシに交換することも効果的です。

▪️浴室暖房乾燥機の設置(5万円〜20万円)

浴室暖房乾燥機は、天井に取り付けるタイプの浴室用暖房です。大がかりな工事が必要なのでは?と思うかもしれませんが、最近では簡単に設置できるタイプのものも増えています。全体のリフォームが必要なほど劣化していない・取り急ぎ寒さを和らげたい場合などには最も手軽な方法となります。

乾燥機能もついているので、浴室に洗濯物を干す際にも便利です。

どちらも一時的な対策にはなりますが、お風呂を温めるための電気代・ガス代や、劣化した場所の交換などのメンテナンスを考えると、ユニットバス自体を交換した方が経済的である可能性もあります。

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3. 助成金の活用でお得に!冬でも温かいお風呂を追求するリフォームのポイント

お風呂リフォームには、自治体や国の助成金を活用できるケースがあります。

助成金を活用する際には、対象となる制度や申請手続きについて正確に把握し、適切に活用することがポイントです。

代表的な助成金としては、以下のようなものがあります。

▪介護保険の住宅改修費

要支援・要介護認定を受けている場合において、介護保険による改修費の申請が可能になります。

 

介護を目的としたリフォームとしての、手すりの設置やバリアフリー化、引き戸への交換などの工事が対象です。

▪️地方自治体独自の補助・助成金

自治体によっては、お風呂や水回りの改修に補助・助成を行っている場合があります。自治体によって異なるため、お住まいのエリアの自治体ホームページ等で確認してみると良いでしょう。

▪️長期優良住宅化リフォーム推進事業

長期優良住宅化リフォーム推進事業とは、国が推進している、住宅の省エネルギーや耐震性などの性能向上を図るための支援制度の一つ。

ただし、浴室だけでなく、家全体の耐震性や省エネ性などを目的とした事業であることなど、条件が複数あるため、注意が必要です。

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4. まとめ

高齢化社会において、家の寒さが原因として引き起こされるヒートショックは深刻な問題です。

特にお風呂は身体にとって、大きな寒暖差を与える場所。

冬でも温かく快適なお風呂を追求するために、助成金を上手に利用して賢くリフォームしましょう。

株式会社 建築舎では、フルリノベーションだけでなく、お風呂や洗面室のリフォームにおいても、可能な限り気密性・断熱性を高めるための工事を施します。

小さなことでもぜひお気軽にご相談くださいね。

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投稿者プロフィール

代表取締役

株式会社 建築舎 
代表取締役 杉山 聡

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