地震後の構造点検 ⑪ 「構造の腐食を防ぐリノベーションの劣化対策」 その3
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地震後の構造点検 ⑪ 「構造の腐食を防ぐリノベーションの劣化対策」 その3
2018.11.17 | 住生活お役立ち講座
皆様お晩でした。
建築舎のリノベ担当です。
今回は、「構造の腐食を防ぐ リノベーションの劣化対策」その3
外壁の劣化対策その2 「水の侵入を防ぐ方法」についてお話しいたします。
よ~く考えてみたら、今は「地震で家が倒れてしまう理由 その④ 構造の腐食」についての途中なのでした。
地震で家が倒れてしまう理由についてご興味のある方はこちらをご覧ください。
https://ameblo.jp/kenchikusha/entry-12411543391.html
このあとまだ「地震で家が倒れてしまう理由 その⑤ 強さの中心と重さの中心がずれている場合」が残っていることを、さっき思い出したワタクシです。
「構造の腐食」を防ぐ方法についてはこのあとまだ、「内部結露を防ぐ方法」や、「自分で見つける腐食の前兆」などについてもお話ししたかったので、まだ結構続きそうです。
そのあと、建築士の資格もないくせに「構造のバランス」についてまでお話しようとは、何という愚かなことを考えてしまったのでしょう?
「三つ子の魂百まで」とはよく言ったもので、
(三歳児のころの性格や傾向は、百歳になっても変わらないという意味です。お若い方のために解説です)
この、軽い気持ちで無計画に何かを始め、どんどん収拾がつかなくなっていくというのはワタクシの子供のころからの悪い癖です。
たとえば、手先が不器用なのに、夏休みの自由研究に船の模型を作るなどというような、身の程知らずの計画を立ててしまったり、家庭科の宿題の刺繍の図案に、とても細かいヴィクトリア調の花柄を選んでしまうなどという無謀な選択をしてしまったり・・・
(手伝ってくれたお父さんお母さん、ありがとうございました。
こんな息子で申し訳ありません)
壁体内に水が入り込んでしまう理由としては、前回お話しした
① 継ぎ目からの水の侵入
② 釘目からの水の浸透
の他に、
③ 材料そのものが水を吸ってしまう場合
があります。
(継ぎ目と釘目からの水の侵入についてはこちら
https://ameblo.jp/kenchikusha/entry-12419118479.html)
たとえば、私たち建築舎がリノベーションベースに使う住宅はほとんどが35年以上経過した住宅ですので、外壁はたいていモルタルです。
モルタル壁は要は塗り壁ですから、窓やドアの周り以外に継ぎ目はないはずなのですが、それでもこんなことになってしまうのは、
モルタル自体が水を吸ってしまうからです。
(もちろん、次回お話しする予定の「内部結露」の影響もありますが)
モルタルというのはセメントと砂と水を混ぜて作ります。
セメントは水と反応して固まる性質を持っているので、水と
は仲良しです。
なので、固まった後も水を通してあげちゃうのです。
コンクリートでさえ、5%から10%の吸水性があります。
吸った水が冬場の寒さで凍ると、水は1割ぐらい太りますので、
こんなふうにヒビが入ったり
剥離がおこると
水は入り放題ですので、中の柱や断熱材はもろに水にさらされてしまいます。
今、ほとんどの住宅で使われている窯業系サイディングもセメントでできていますから、必ず水をすってしまいます。
そこでやはり凍結による剥離がおこってしまうわけです。
おさらいしますと
① 継ぎ目から水が入る
② 釘目から水が入る
③ 材料自体が水を吸って剥離やひび割れがおこり、そこから水が入る
そして構造体が腐ってしまうわけです。
となると話は簡単で、継ぎ目や釘目をしっかりふさぎ、材料が水を吸わないように防げばよいわけで、
① コーキングが堅くなってきたら一度削り取って打ち直す。
② 釘目のあたりに防水塗料を塗る。(タッチアップ)
③ 材料が水を吸わないように防水塗料を塗る。
という事を繰り返せばよいという事になります。
ただし例によって「話は簡単でも実行するのは難しい」です。
なぜというまでもなく、コーキングの打ち直しや外壁塗装を行うには、一回につき何十万円とか百何十万円とかの費用がかかるうえ、塗料というのは樹脂系ですからやはり紫外線や空気などの影響で数年から十年未満で劣化してしまうからです。
そんな莫大な費用を何年かおきに支払うのは大変です。
この頭が痛くなって目まいがするような難問を解決するためにはどうすれば良いのか?
というお話は次回にさせて頂きます。
(出し惜しみしているのではないのです。画像の作成が間に合わないだけなのです。
ホントです。許してください)
さて、当社では、お客様のお好みに合わせて
選べるリノベーション住宅『R300住宅』を
中心にお家を持ちたいという方の
さまざまなご希望にお応えしています。
ご興味がありましたら、
是非ホームページもご覧ください