地震後の構造点検 ⑮ 自分で見つける腐食の前兆
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地震後の構造点検 ⑮ 自分で見つける腐食の前兆
2019.04.10 | 住生活お役立ち講座
自分で見つける腐食の前兆
大切な住まいを守るために、早めに腐食の前兆を見つけよう
皆さま、お晩です。
ご無沙汰して申し訳ありません。
建築舎のリノベ担当でございます。
ものすごくご無沙汰いたしましたので、
「いまさらどのツラ下げてノコノコ出てきとるんじゃ!」
というお叱りの声が聞こえそうですが、決して怠けていたわけではないのです。
(って、前にもおんなじ言い訳したことがありましたね。みっともないからよそう。
(≧へ≦,)SAYAKAさんにもみすてられちゃったかな~)
いつも前置きが長くなるので、今日はすぐ本題に入ります。
前回までは(去年でしたね・・・)
住宅の耐震強度を弱める構造体の腐食と、その予防についてお話ししてきました。
人の健康も家の健康も予防から。
予防というからには深刻な事態に陥る前に、その兆しを見つけましょう。
というような内容です。
(構造体の腐食に関するお話の一回目はこちら)
https://ameblo.jp/kenchikusha/entry-12413476543.html?frm=theme
そこで今回は、
自分で見つける腐食の前兆
についてお話しします。
「そもそも構造木材の腐食は水が原因である。」
という事を繰り返しお話してまいりました。
つまり、いつも濡れているところがあればそこは腐りやすいわけです。
見た目でわかる、腐食の前兆
濡れているところに必ず現れる現象
それはズバリ!
シミ
です‼
今まで何度もご紹介した
こんなの①(軒天井のシミ)
や、こんなの②(外壁のシミ)
そして、こんなの③(基礎の上からのシミ)です。
ここまではいままでお話していた通りなのですが、
予防という意味で最も気を付けていただきたいのは実はシミの色です。
シミが褐色がかったり、黒かったりするのは、すでに腐食やカビの繁殖が進んでいる証拠です。
柱は腐れば黒くなります。
カビが生えても黒くなったり茶色くなったりします。
当然そういう木材を濡らし続けている雨水や雪解け水、結露水にもその色が付きます。
例えば同じ基礎が上から濡れてくるシミにも、上の写真のような無色のシミと、下の写真のような茶がかったシミがあります。
シミに色がついていたら、すでに腐食やカビの繁殖は進んでいると思った方が良いわけで、そうなると、シミが無色透明の内に見つけないと「腐食の予防は出来ない」という事になるわけです。
ですので、とりあえず無色透明のシミを見つけたら、建てた会社さんか、地域のリフォーム会社さんに相談してみることをお勧めします。
でも、「色つきでもなかなか気が付かないのに、無色透明なシミなんてよっぽど気を付けないといけないし、毎日見張ってなんかいられないよ」
という方もいらっしゃるでしょうし、実際その通りですので
次回は
シミを見つけるタイミング
についてお話ししたいと思います。
さて、当社では、お客様のお好みに合わせて
選べるリノベーション住宅『R300住宅』を
中心にお家を持ちたいという方の
さまざまなご希望にお応えしています。
ご興味がありましたら、
是非ホームページもご覧ください