東苗穂新築誕生物語 第2章 熱くなるしかない
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東苗穂新築誕生物語 第2章 熱くなるしかない
2023.10.02 | 工事施工日記
~寒くても現場は熱いはず~
こんにちは、増冨です!
今回は以前ご紹介した東苗穂新築誕生物語 第1章 に引き続き
第2章をお届けします。
第1章はコチラ
↓ ↓ ↓ ↓
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吹きすさぶ吹雪の中、ほぼ微動だにしない3人がそこに佇んでいました
もしかしたら、見つめる先に何かが起きたのかそれとも
寒くて猛吹雪なので動いていないのか分かりませんが、歴戦の猛者が屈する
とも思えず近づいてみましたら
C鉢主任 『今日は猛吹雪だから無理だね。明日にしますか😰・・』
H名主任 『ですよね~~😨・・』
私 『・・・・その方が良いと思います・・😂』
打合せの為に急いで移動してきた(気持ちだけは)だけに、少し予想外な
展開でしたが先ほどの不本意な転倒による腰の強打と、肌を突く寒さに
若干心が折れていた私は少し安堵の感じがありました😓
現場に対してのこだわりが強すぎる故に、自称『やりすぎ大工』と呼ばれる?
我々でも、悪天候には敵わないときもあります😞
この日はそんな日でした。
トイレを我慢していた私は、現場を離れ自分の車に向かう途中にまた、雪に隠れた
圧雪に滑って転びそうになった勢いで今度は〇らしそうになり、青ざめて縦線が
入ったような顔😱で近くのコンビニに緊急避難し、とりあえず危機を回避しました。🤕
皆さん、どんなに忙しくてもトイレだけは我慢するものではありませんよ(笑)
この日は、無事に事務所に戻り設計との打ち合わせを終え、翌日に行われた基礎工事
の打ち合わせもスムーズに終了しました✨
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幾度の悪天候や風物詩ともいえる寒気を跳ね除け、基礎の配筋工事が着々と進められて
いきます。
私はこの段階ではまだ、建築舎が初のスーパーウォールを手掛ける実感はあまり
感じないのですが、繰り返し設計図を見て湧いてくるイメージこそが、完成までの
励みになっていました。
基礎の配筋工事を終えて次は型枠工事となりますが、この時期は北海道ゆえの気候もあり、
雪が被る事を防ぐための『上屋』を事前に組んでいるため、狭いスペースの中で作業を
する工事人さん達の大変さがあります。
例えるなら障害物競走みたいなもの。
そんな感じでしたね。
それから無事『配筋検査』等を終え、いよいよコンクリートの打設(流し込み)に入ります。
何故か私は、このコンクリートを流し込んでいく作業が昔から好きで、
ついつい手伝いたくなる時もあります🙂
私が、高校を卒業して人生初の現場に立った時に、当時の現場所長に
(今は現役を離れて隠居をして静かに暮らしている模様)コンクリートの
打設に関して色々と教え込まれました。
現場に対する想いが強すぎる現場所長で、『鬼川さん』と呼ばれる怖い所長さんでした。
コンクリート打設の日になると、
《回想シーンA》
鬼川さん 『コンクリートは、叩きが大事なんだよ~叩きが~~!!』
当時の私 『はい!・・叩くってどう叩くんですか?』
鬼川さん 『コンクリートに語るんだよ!・・とにかくしっかり叩くんだ!😡』
・・・etc・・・etc
当時の私 『はい!・・・・』
・・・と、強く現場の事を教えてもらっていた時の思い出が、コンクリートに対する
灌漑深さにつながっているのかもしれません。
※ちなみに、『叩き』とは流し込んだコンクリートが少しでも密になるように型枠を叩く事です。
一方、コンクリートを料理に例える現場所長もいました。
《回想シーンB》
当時の所長B 『料理でもそうだろ?・・材料の配合が合わないと良い味が全く出ないし、温度の扱いを間違うとやり直しがきかない事もある。念入りに施工をしないとジャンカ(コンクリートの中にある砂利が見えて隙間が出来る現象)も出来るみたいに見せられないような作品になる・・』
当時の私 『はい』
そのような内容を料理に置き換えての話が延々と・・etc・・・etc
うーーん。思い返してみると、先人の言葉がよく響きますね。当時も寒い時期で皆さん気持ちの熱さ🔥で跳ね除けてた感がありましたね。
この基礎という部分は確かに、住宅の本当の意味での『基礎』に当たる部分。
この根幹部分の強度が堅固なものでないと、『安心して永く住むこと』が出来ません。
今までの現場での貴重な経験や『熱い想い』が、お客様への安心に繋がると実感する
瞬間(とき)こそ、この建築という仕事をする醍醐味ではないかと思います🙂
今は、私が現場で『叩き』をすることは無いですが、打設時は料理の具合を
確かめるように細かく状況をチェックして周ります。
コンクリートの打設も無事終え、今度は低い外気温からコンクリートを養生する為に、
『上屋』で囲った内部を、翌日までジェットヒーターで暖めておく作業があります。
巨大な扇風機のようなジェットヒーターで暖められた現場内が、この冷蔵庫より
はるかに寒い外の世界からはオアシスのよう?に感じました。😌
『・・・う~~ん。・・・あったかい・・しみる😊』
朝日を眺めるようにジェットヒーターを見つめていた私は、ふと思いました。
そういえば、もし夜中にヒーターが止まっていたら良くない・・確認しに行ったほうがいいかな・・・
現場好きなのはあるけど、ここでもまた『やりすぎ』が出てしまい結局現場の確認に向かって
しまうのでした。(笑)
※注釈
普段はこんな時間まで現場は動きませんので💦こんな時だけです🙂
To Be Continued
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