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建て替えとリノベーション。マイホーム改修はどちらが最適か?

公開日:2023.10.24

◇ 建て替えとリノベーション。マイホーム改修はどちらが最適か? ◇

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築年数が経過した一戸建て住宅を改修する際、最初に直面するのが「建て替えかリノベーションか」という選択です。

経年劣化や家族構成の変化に対処する必要があるとき、どちらが最適な選択なのかを比較検討します。

建て替えとリノベーションの特徴、工事費用、判断基準、メリット、デメリットについて詳しく探ってみましょう。

目次

1. 建て替えかリノベーションか?家の状態を判断するポイント

まずは建て替えとリノベーションの違いを簡単にご説明します。

 

「建て替え」

既存の住宅を基礎からすべて取り壊し、新しく立て直す方法です。
経年劣化や、害虫被害などで基礎や躯体にまで構造に深刻な問題がある場合に選択されることが多いです。

 

「リノベーション」

既存の住宅の基礎部分や躯体は残したまま、一部分または全体を改修する方法です。
この工法は、建物の一部分に問題がある場合や、外観や内部のデザインをアップデートしたい場合に選択されます。
建て替えと比べて費用が抑えられ、工期も短いため、既存の家をまるで新築のような状態に近づけることができるので選択される方が多いです。

 

住宅改修を検討する際、建て替えかリノベーションかを判断するための基準を確認しましょう。
以下のポイントを考慮することが大切です。

 

■現在の家の状態
劣化度合い、耐震性、断熱性などの評価が必要です。
建物診断を活用してしっかり確認しましょう。

 

■今後の滞在予定
家をどれくらいの期間継続して利用するかを考えます。

 

■家族構成の変化
将来的な世帯数の変化や2世帯住宅への変更の可能性を考慮します。

 

■予算について
建て替えとリノベーションの費用に適した予算が確保できるかを検討します。

建て替えが向いているケースでは、将来にわたって家を継ぐ予定がある場合や、基本的な構造に深刻な問題がある場合に選択肢となります。

一方、リノベーションが向いているケースでは、基本的な構造に大きな問題がなく、費用を抑えつつ改修を行いたい場合に適しています。

また、築年数だけでなく、具体的な状態や将来の計画に応じて、最適な選択肢を検討しましょう。

 

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2. 建物診断を活用しよう!

住宅改修を検討する際、事前の調査として「建物診断」は非常に重要です。

この診断により、現在の家の状態を詳細に把握し、不測の事態を未然に防ぎ、より良いリフォームを実現するための基盤が整います。

 

建物診断は、劣化度合い、耐震性、断熱性、構造の安定性などを評価します。

これらの情報を正確に把握することで、改修の方針や予算の設定、必要な工程の計画が行えます。

また、診断結果に基づいて、建て替えかリノベーションかの判断もでき、必要な工事や補強が明確になり、後々の問題や予期せぬ出費を防ぐことができます。

 

建物診断を通じて、家の状態に合わせた最適な改修方法が見つかります。

これにより、住環境の向上や価値の向上を実現し、長期間にわたって安心して快適な生活を楽しむことができます。

建物診断を行うことは、良いマイホームの改修を実現するための第一歩です。

 

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3. 建て替えとリノベーションそれぞれのメリット・デメリット

【建て替えのメリット】

 

■自由に希望通りの理想の間取りを作れる
リノベーションは、家の構造によりどうしても動かせない柱や壁などがあり、希望通りの間取りを作れないことがあります。
しかし、建て替え(新築)は構造から設計できるので、自由度が高く、希望通りの間取りが実現可能です。

 

【建て替えのデメリット】

 

■コストが高い
新築の費用に加えて、解体費用や撤去費用もかかるため、コストが高額になります。

 

■工期が長い
解体、撤去の分も工期が長くなります。
また、工事期間中は仮住まいに住む必要があるため、その費用も考慮しなければなりません。

 

【リノベーションのメリット】

 

■建て替えと比べて工期が短い
リフォームは、家の一部を改修するため、建て替えに比べて工期が短いのが魅力です。

 

■家族の思い出を残すことができる
家の象徴だった梁や柱などを残すことができます。
思い出を残しつつ、機能性や外観を新築のように改善できます。

 

【リノベーションのデメリット】

 

■理想の間取りにできないことがある
2×4など、構造によっては、水回りの位置を変更できないなど、希望の間取りに制約があることがあります。
できること、できないことを確認しましょう。

 

■補修費用が予算より高くなることがある
工事進行中に、基礎などに不具合が見つかる場合、追加の補修費用が発生することがあります。

 

建て替えとリノベーション、それぞれの特徴やメリット、デメリットを把握し、家の状態や予算、希望する改修内容に合わせて最適な選択をすることが大切です。

また、リノベーションを検討する際には、メリットを最大限に活かすための計画を立てることが重要です。
どちらを選ぶにしても、家族のニーズやライフスタイルに合った改修を実現しましょう。

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4. まとめ

建て替えとリノベーション、それぞれの特徴やメリット・デメリットについてご紹介しました。

建て替えは全てを撤去し、新しい家を建てる。
廃材も多くなります。

リノベーションは再利用できる部分は必要な改修を施して使う。
コストも抑えることができ、機能性も向上して新築と変わりありません。
大切な家族の思い出も残ります。

リノベーションは新築と比べて、耐震性や安全性に見劣りするのではないか?とお考えの方もいると思いますが、家を熟知した者がしっかりした建物診断をし、新築と変わらない機能性をもった家に改修することが可能です。

ぜひ、大切なお住まいのリノベーションはわたしたち建築舎にお任せください。

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投稿者プロフィール

代表取締役

株式会社 建築舎 
代表取締役 杉山 聡

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