建築舎のコラム

中古住宅のリノベーションで理想の住まいを実現するためには、計画が肝心です。

まず最初に、リノベーションの目的や希望するスタイルを明確にしましょう。これには、家族のライフスタイルや将来のニーズを考慮することも重要になってきます。

「子供部屋は将来的には壁を入れて２部屋にしたい」

「料理を楽しみたいのでキッチンを広くしたい」

「断熱性能を上げて冬も快適に過ごせる家にしたい」

など、リノベーションで実現したいことを挙げていくと良いでしょう。

次に、予算の設定を行います。

リノベーションで予算を決める際に重要なことは、リノベーションの定義によって予算が大きく変わってくるという点です。

住宅の一部を改修するのか、性能も含めて全体をフルリノベーションするのか、希望を明確にしておくと良いでしょう。

リノベーション費用の目安についてはこちらの記事もご参照ください

→リノベーション費用の中身と坪数ごとの目安をわかりやすく解説

さらに、リノベーションを進めるにあたって、必要な許可や手続きについても確認しておきましょう。

リノベーションを手掛けているハウスメーカーや工務店をいくつかピックアップして、予算や必要な手続きを含め、相談してみるのもおすすめです。

では、実際にリノベーションはどのような流れで行われるのでしょうか。

工程についてご紹介していきます。

▪️建物の現状調査

まずはリノベーション可能な物件であるか、専門家によるチェックを行います。建物の状態によってはフルリノベーションが難しいケースもあります。

また、リノベーション会社ごとに特徴も異なるため、複数の会社に現地調査と見積もりをお願いすると良いでしょう。

”会社Aでは希望の間取りに変更はできないと言われた物件が、会社Bでは可能だった” なんてことも。

着工後に基礎の腐食などが見つかった場合に、追加の費用が発生しないか確認しておくことも、リノベーションでは重要な項目です。

▪️プランニング

次に、デザインや間取りの検討を行い、必要な変更や修復の計画を立てていきます。

この時点で具体的な見積もり額も見えてくるので、ローンの審査を開始します。リノベーションで利用可能な補助金や助成金も受けられる場合があるので、このタイミングで確認しておくと良いでしょう。

▪️契約

工事の内容、工期、費用や支払い、メンテナンスやアフターケアの内容など、書面でしっかりと確認し、問題がなければ契約を取り交わします。

住宅ローンの本申込も進めていきましょう。

▪️リノベーション工事、引き渡し

契約が完了したら、いよいよ工事が始まります。

解体工事→設備・配管工事→塗装工事→造作工事→内装工事→仕上げ工事→お引き渡し

という流れで工事が進んでいきます。

中古住宅のフルリノベーション工事の期間はおよそ4ヶ月〜6ヶ月。解体作業が含まれるため、新築よりも工事期間は長くなります。

リノベーションが完了した後は、メンテナンスやアフターケアが重要です。

リノベーション会社の方でどのようなアフターケアがあるのか、無料なのか有料なのか、事前にしっかりとチェックしておきましょう。必要なメンテナンスの内容も、施工内容によって異なる場合があるため、確認しておくと安心です。

定期的なメンテナンスによって、小さな問題が大きな修復費用につながることを防ぐことができます。

メンテナンスやアフターケアをきちんと行うことで、リノベーションの長期的な効果を最大限に引き出すことができ、快適な暮らしの持続にもつながります。

いかがでしたでしょうか。

中古住宅のリノベーションは、新築に比べて技術を要するため、施工会社によって”できること””できないこと”に差が出る側面があります。

このため、リノベーションで実現したいことや予算を考えて、慎重にリノベーション会社を選択し、プランを立てていく必要があります。

「株式会社　建築舎」では、札幌市のリノベーションのパイオニアとして、健康で快適なリノベーション住宅の実現をお約束します。中古住宅のリノベーションをご検討の際には、ぜひお気軽にご相談くださいね。