オーダーリノベーションの楽しみと注意点 ① 好みの照明で楽しもう
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オーダーリノベーションの楽しみと注意点 ① 好みの照明で楽しもう
2021.04.26 | 住生活お役立ち講座
新築注文住宅と、リノベーションで注文住宅
いったいどこまでできるのか?
皆さま、お晩でした。
建築舎のリノベ担当です。
今日は、完成間近の「新道東駅徒歩15分」のリノベーション住宅に、お施主様が支給品の照明をおもちくださいました。
(新道東駅徒歩15分、リノベーション住宅のご紹介は)
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私たち建築舎では、
住宅の性能向上を邪魔しない
工期やスケジュールに支障をきたさない
という場合にかぎっては、部材や材料、機器の「お施主様支給」を承っています。
お客様のリスクやデメリットも考えると、「なんでもOK」というわけにはいきませんが、上手に使っていただくと、デザインやコーディネートの幅も広がりますし、場合によっては、当社でご用意するより安く上がるかもしれません。
そこで今回は、比較的リスクやデメリットの少ない、
「好みの照明をチョイス!」
オーダーリノベーションの楽しみ方 ①
- ここまで違う、照明機器の演出効果
- なんでもはOKできない理由
- 照明機器を支給するメリット
- 照明機器支給のデメリット
についてお話ししたいと思います
ここまで違う、照明機器の演出効果
私たちの過去の施工事例から、照明機器へのこだわりについてご紹介してみます。
けっこう劇的な空間演出ができますね。
照明に関しては、リノベーションと新築に、できることの違いはありません。
どちらも、配線や設備をすべて一から設置しなおすからです。
とはいえ、私たち建築舎では、カスタマイズをお断りする場合もあったりします。
なんでもはOKできない理由
通常、ハウスメーカーや建築会社は、設備や機器のメーカーさんと「年間契約」というものを結んでいます。
これは、
「ほかに浮気しないから、お安くしてね」
とか、
「アフターメンテナンスをよろしくね」
という契約です。
そういう契約ですから、年間の施工棟数のほとんどで、そのメーカーさんのものを使わなければなりません。
さもないと、
「君のことを一生大事にするよ!」
と、固く誓って結婚してもらったくせに、ついつい浮気してしまった旦那様のように、離婚された挙句に慰謝料を支払わなければならなくなったりします。
(単なるもののたとえです。材料メーカーさんが慰謝料を請求することはありません。一応念のためお断りしておきます)
というわけで、たいていのハウスメーカーさんでは、「お勧め」メーカーを設定しています。
ですが、やはりメーカーさんごとにデザインやこだわりが違うので、中にはご家族のお好みに合わない場合もあるかもしれません。
そんな時に、アマゾンなどで見つけたおしゃれな商品が使えたらうれしいですね。
ネット通販ですから、場合によっては、建築会社で用意してもらうより安いかもしれません❤
本来だったら、お客様のご要望はなんでもかなえて差し上げたいところですが、私たちがどうしても譲れない点が二つあります。
第一は、住宅性能に影響するような材料や機器、工事方法を行わなければならない場合です。
その支給品を採用することによって、耐震・断熱・気密・メンテナンス性などの基本的な住宅性能を損なう場合、最悪のケースでは
各種検査をクリアできず、住宅ローンが組めない、減税や助成金などの優遇措置が受けられない、など、お客様の不利益になる場合があるからです。
第二には工期が延びたり、支給の時期がスケジュールに合わない場合です。
有利な住宅ローンを組んだり、減税や書生金などの優遇措置を受けるためには、住宅や土地の取得から一定期限内に工事を終えて住み始める必要があります。
また、材料の支給時期が工期に会わない場合は、工事がストップしたり、一度施工した部分を解体してやり直さなければならないこともあります。
さらに、材料さえそろっていれば一日で終わる仕事を、支給が遅れたために二日に分けて施工しなければならず、本来なら不要な追加工事費がかかってしまうこともあります。
いずれの場合も、お施主様にとっては不利なことばかりですから、私たちとしては「まあ、お金を払ってくれるんなら何でもいいや」というわけにはいかないのです。
そういうわけで、材料や設備機器の支給には、事前の確認と、入念な打ち合わせが必要です。
照明機器を支給するメリット
さて、いろいろと難しい「施主支給」ですが、比較的やりやすいのが照明機器の支給です。
1. 埋め込み式のダウンライトや間接照明など、大工工事が必要でない限り、完成後に設置できる
2. メーカーの制限がないので、多種多様なデザインを楽しむことができる
3. 今の住まいで使っているお気に入りの照明があれば、新居でも使うことができる
4. ネット通販などで、安く手に入れることも出来る
などなど、良いこともあり、わりと気楽に採用できそうですね。
照明機器支給のデメリット
とはいえ、先にもお話した通り、「なんでもOK」かというとそうではありません。
特にご注意いただきたいデメリットについてお知らせしておきます。
1. 使用する機器によっては電気工事が必要になり、工事費がかかりましになる。
2. 電気の配線工事は全行程の比較的早い時期に必要となるので、契約時点では採用の可否を決めておかなければならない。
3. 着工後に採用した照明機器に配線工事が必要な場合は、一度施工した部分をやり直さなければならず、追加工事費が発生する。
4. 商品本体の保証はお施主様が、メーカーと直接交渉する必要がある。
5. 施工会社は、直接商品メーカーに交渉する権利がないため、設置、施工については保証が受けられない。
6. 支給品が原因で発生した電気系統のトラブルには、電気系統すべての保証が受けられない場合がある。
など、気を付けなければならないポイントは覚えておかれるとよいでしょう。
その点、今回御支給いただいた照明は、すべてソケットに後から接続するタイプですので、商品本体はともかく、電気系統の保証は通常通り受けられます。
このように文章にすると複雑で難しそうですが、比較的安価でコーディネートの幅が広がる照明のカスタマイズ。
住宅の購入をお考えのご家族は、照明機器のカスタマイズについて、ぜひ一度ご検討なさってみてはいかがでしょうか?
近いうちにまた、「オーダーリノベーションの楽しみかたと注意点」について、間取りやデザインなどについてもお話しできればと思います。
さて、当社では、お客様のお好みに合わせて
選べる!オーダーリノベーション住宅を中心に
自分らしい家を持ちたいという方の
さまざまなご要望にお応えしています。
ご興味がありましたら、
是非ホームページもご覧ください
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